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伝統の和式トイレも利用は消極的
トイレの洋式化に補助金を出す自治体も

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2014/07/06 18:00

 和式トイレのしゃがむ独特のスタイルは、外国人にとっては使い勝手のいいものではない。中には郷に入れば郷に従えと、トライする人もいるにはいるが、正しい利用方法がよく分からないケースがほとんどだ。特に和式トイレの多い古くからの観光地の公衆トイレでは年々深刻化しており、外国語の利用法掲示(京都府)や、使い方を教える(石川県のゲストハウス)など、対策が講じられたりしている。

 そして、日本人にとっても和式トイレは疎遠になりつつある。

 住宅設備のインターネット販売大手であるサンリフレホールディングス(東京都渋谷区)が昨年実施したアンケート調査「あなたのトイレライフ教えて!」で、自宅が和式トイレだと答えた人は全体の2.03%。このため、学校のトイレがしっくりこない。

 王子ネピア(本社:東京都中央区)とNPO法人日本トイレ研究会(東京都港区)が昨年共同で599人の小学生を対象にした調査では、学校のトイレで“うんち”をしないと答えたのは約22%。理由のトップは和式だからだった。

 高齢化の進む今、かつて和式を利用していた層も、年齢を重ねるごとに外出先での和式は快適なトイレとはいい難い存在で、利用は消極的だ。

 もちろん現在の和式を洋式に変更するのが得策ではあるが、そうなると今度は予算という壁が行く手に大きく立ちはだかる。そんな中で、注目されているのが佐賀県の取り組みだ。同県では、昨年より3年計画、総事業費5億8,000万円で「身近なユニバーサルデザイン(トイレ洋式化)推進事業補助金」をスタートさせた。補助金の対象は、来客用トイレを有する国以外の民間・公共の施設で、トイレの工事費用が20万円以上となる場合。額は1施設2件を上限として、例えば飲食店なら30万円から60万円までとなっている。

 国際化が引き金となり、にわかにクローズアップされた和式トイレの問題。いずれは観光地や学校のトイレも、洋式が主流になっていくことが予想されるが、もう少し時間がかりそうだ。

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