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世界に先んじる日本が有利? 少子高齢化で拡大する市場に投資するなら

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2014/07/23 08:00

 少子高齢化で先んじている日本は、世界各国から見ると便利な実験台ともいえます。一方、他の国に先んじて需要が増大する高齢者向け市場があると捉えるなら、日本企業が競争力を高める分野も多そうです。

高齢化で予想される変化とそこから生まれる需要

 少子高齢化を人口減少という側面から考えると、住宅・衣料・食料品・エネルギー消費への需要が減り、それにともなって産業用内需も減り、GDPが縮小することになります。また、労働力が減るので、サービス価格は上昇します。

 一方、年金や老人医療費は、受益者の割合が増え、現行のままでは制度の維持ができなくなりそうです。また、地方や首都圏でも周辺部の人口減少により、鉄道・バス路線が廃止されたり、病院やショッピングモールなどでも経営が立ち行かなくなるところも増えるでしょう。また、高齢者を対象にした詐欺などの犯罪が増加するということも考えられます。

 しかし、物事にはなんでも裏と表があるように、これらの事象から生まれる需要もあります。それらをまとめると次のようになるでしょう。

ペット市場の拡大

 少子高齢化の進展で同居者としてのペットが増え、ペット市場は順調に拡大しそうです。ペットの種類では大型・中型犬から、散歩の手間がかからず物理的に小さくて体力的に扱いが楽な小型室内犬、猫などにニーズが移る可能性が高いでしょう。

 このため、ペットフード、ペット用トイレ用品、ペット用医薬品、動物病院、ペット向け健康保険、ペット向け葬儀サービス、ペット用墓地、お散歩・預かりサービスなどへのニーズが、子供用品市場を圧倒する勢いで増えそうです。

家事・介護・警備ロボットの普及

 既に普及している自動販売機、全自動洗濯機、全自動皿洗い機、エアコン、高機能調理器、温水便座などもロボットといえなくもありません。これがロボット掃除機(アイロボット社製ルンバなど)になれば誰が見てもロボットです。

 今後高齢者世帯が増えれば、重たいものを家庭内で持ち歩いたり、入浴や食事の手伝いをしたりするロボットも世界に先駆けて日本で普及することになるかもしれません。

ドローン兵器が自衛隊の主力に

 人口減少社会では軍隊も無人化が進められます。現在でも、自国兵士の犠牲を減らす目的に加えて、長時間運用に耐えるといった利点から、米国を中心に無人偵察機や無人攻撃機といった自動操縦機(ドローン)が実戦配備されています。なお、超音速の無人戦闘機になると人間が耐えられないような重力がかかる運動も可能になったり、上方への非常脱出を考慮する必要がないため上部にエンジンの吸気口を設置することでステルス性が増すといったメリットもあります。

 これからは無人潜水艦、無人水雷艇、無人装甲車なども次々と導入されていくものと考えられます。人型ロボット(アンドロイド)はもうちょっと先になりそうですが、将来自衛隊の主力部隊がドローンやアンドロイドになっている可能性は高そうです(『スターウォーズ』や『ターミネーター』の世界が現実に?)。


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