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ペット向けの介護サービス
訪問型や滞在型ケアなど充実が進む

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2014/07/27 12:00

 いま日本ではペットの高齢化も進んでいる。そして歳をとると、人と同様にペットにも、必要となる場合もあるのが「介護」問題だ。

 医療ほか飼育環境の向上で、いまやペットも“ご長寿”の時代だ。そのため、自らの力だけでは生活がままならないペットも増えつつある。そこで年々ニーズが高まるのが「介護」に関するサービスだ。

 愛する家族の一員のペットなら、飼い主が責任をもってとの意見もあるが、介護となるとやはり問題点は多い。ひとつは飼い主の高齢化に伴い、物理的に困難となることがある。また飼い主の家族も多忙などの理由で、つきっきりの世話というのも難しい。そんな中、生まれたのが訪問による介護だった。

 都内でペットシッターや散歩代行を行っていたキャットワン(本社:東京都大田区)が、ペットの訪問介護、介護補助サービスを開始したのは2002年。サービスの基本は、対象となるペットの健康状態などを事前チェックの後に、愛玩動物飼育管理士ほか専門資格を有するスタッフが飼い主宅に訪問し、ペットに適した食事の用意やトイレの介助など、必要な世話や補助を行うもの。料金は1回訪問(50分以内)で3,250円(税込)より。対象となるペットは犬、および猫。またサービス実施地域は、東京都の大田区、品川区の全域、港区、目黒区、世田谷区の一部となっている。

 また、老犬の介護の草分け的存在であるペットケアサービスLet’s(東京都江戸川区)の事業開始も2002年だった。同社では、これまでに培った各種ノウハウをもとに、人材の育成にも力を入れており、現在までに老犬介護のサポーターを多数輩出している。歳をとると犬にも、人間の認知症のような徘徊や記憶障害の症状が現れるという。また寝たきりともなると、床ずれも起きる。これら高齢犬特有のケアに、老犬介護サポーターは頼れる存在となっているようだ。また同社は短期預かり(ショートステイ・5,400円より・小型犬1泊2日・税込)も実施している。費用は入会金2万1,600円ほか。

 そして今年7月からは、新たな展開もスタートしている。イオングループのイオンペット(本社:千葉県市川市)では、運営するpecos(ペコス)幕張新都心店(千葉県千葉市)にて、要介護犬に特化した滞在型ケアサービス事業を開始した。同ケアサービスは、獣医師ほか専門スタッフが24時間常駐する施設内にて、診察、運動ほかの介護対応からトリミングなど美容ケアまでを実施するもの。愛犬の様子は、面会以外にインターネットを介して確認することもできる。費用は小型犬(5キロ未満)で月10万円より、大型犬(15キロ以上)が月20万円より。

 日本では少子化が進む一方で、ペットの数は安定的に推移しているといわれている。ペットに関する介護サービスはまだまだ充実していきそうだ。

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