MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

長期投資を考えるうえで、GDPより“当たる”データとは 2030年まで有望な投資先と投資手法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2014/08/06 08:00

 名目GDPの成長率と株価上昇は密接な関係にありますが、GDPの予測は外れて当たり前というところがあります。代わりに使いたいのは、「生産年齢人口の増加率」です。それをもとに、2030年まで有望な投資先と投資手法を探しました。

2030年頃までの有望な投資先を考える

 「へぇ~長期投資ならバブルもクラッシュも関係無いんだ! 毎月コツコツ投資するだけでいいんだって」と日本株に2030年まで投資するのが良いのか、流行のアメリカのハイイールド債(いわゆるジャンクボンド=投資不適格債)に投資する毎月分配型投信を買うべきか、と悩んでいる方も多いようです。

 過去の値動きを見れば、名目GDPの成長率と株価上昇は密接な関係があります。となれば長期投資を10年や15年といった期間とするなら、今から2024年や2030年まで順調に発展する国や地域に投資すればよいことになります。

 しかし、将来のGDP成長率の予測は外れて当たり前、時にはデータの水増しや当該国のエコノミストが楽観的過ぎる場合もあります。そこで、推計の精度が高い人口動態予測から2030年頃までの有望な投資先を考えてみたら……。

やっぱり名目GDPの成長が重要だった:デフレでは株は上がらない

 「GDPが増えれば株価が必ず上がるというわけではない」と昔のファイナンスの教科書にありました。しかし、2000年~2010年までのGDP成長率と各国の主要株価指数でみた株価上昇率をみると、一目瞭然で名目GDPが増えれば株価が上昇しています。

 ちょうどITバブル崩壊直前からリーマンショック後の戻りかけの期間ではありますが、新興国の上昇はそんなことをものともしていない高水準です。図中の円の大きさは名目GDP(米ドル換算)で、より大きな国は市場の魅力度が大きく、有望な投資機会も多いといえます。また、自明ではありますが既に発展した国の成長率が低いことも見て取れます。

 2000年~2010年では、ロシア、中国、インドネシア、インド、ブラジル、トルコといった新興国の発展と株価上昇が顕著であったといえます。メキシコはGDP成長率のわりに株価上昇率が高かった特殊なケースといえそうです。

 一方、日本やアメリカは名目成長率の低さで、株価のパフォーマンスの相対的な悪さが説明できます。特に、日本のように米ドル建ての名目GDPがマイナス成長するような状況では、株価は上がりません。

クリックすると図を拡大します

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

All contents copyright © 2007-2021 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5