多くの女性が憧れる結婚式。意外にもマイナスイメージを抱く女性が多かった。
インターファームは8月22日から30日にかけて、ウェディングに関するアンケートを実施し、その結果を9月8日に発表した。調査対象となったのは、20代と30代の未婚女性315名。
まず、結婚式と聞いて思い浮かぶイメージを聞いたところ、「華やか」が60%で最も多かった。以下は「憧れ」の17%、「楽しい」の12%と続き、約9割の女性がプラスのイメージを抱いていた。「楽しくない」は11%だった。
同時に、現実的な結婚式のイメージを聞くと、「お金がかかる」が59%で最も多く、以下は「めんどう」の17%、「疲れる」の12%など、マイナスなイメージが続いた。「憧れ」と「楽しい」はそれぞれ6%にとどまった。
未婚女性が抱くウェディングのイメージには、現実と理想のギャップが大きいようだ。そこで、ウェディングの現実的なイメージのトップに挙げられた「お金」について、具体的に調べた調査結果もある。
みんなのウェディングは4月3日から15日にかけて、過去1年以内に挙式・披露宴を実施した女性522名を対象に調査を実施。その結果を「みんなのウェディング白書2014」と題し、ホームページ上で公開している。
それによると、結婚式・披露宴の予算総額を聞いたところ、最も多かったのは250万円以上300万円未満の19.5%。以下、300万円以上350万円未満の15.9%、200万円以上250万円未満の15.1%、150万円以上200万円未満の11.3%と続いた。
一方、結婚式・披露宴で実際に支払った金額は、300万円以上350万円未満の16.1%が最も多く、以下、350万円以上400万円未満の13.8%、250万円以上300万円未満の12.3%、200万円以上250万円未満の11.9%と続いた。平均金額は298万5,000円だった。
実際に結婚式を挙げるとなると、予算オーバーすることも多いようだ。こうした現実を目の当たりにし、未婚女性の多くがウェディングにマイナスイメージを抱いてしまうのかもしれない。
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