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ミドリムシビジネス、量産技術で活性化
食品や燃料の商品化も相次ぐ

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2014/09/27 12:00

 ミドリムシを使った商品が開発される中、ミドリムシの量産技術の進歩も見られ、市場はさらに活性化しそうだ。

 ミドリムシビジネスが、量産技術の確立で新たなステージに突入した。

 神鋼環境ソリューションは8日、ミドリムシ(学名 ユーグレナ)の量産技術を確立したと発表した。

 ミドリムシの培養は小さなフラスコを使う方法が一般的だが、神鋼環境ソリューションは、1立方メートル(1,000リットル)の培養槽で安定して量産できる技術を確立した。これにより、ミドリムシ由来のサンプルをキログラム単位で提供する体制が整ったため、食品だけでなくバイオ燃料などの商品化が一気に進むとみられている。

 ミドリムシは、体長わずか約0.05ミリメートルの小さな微生物(藻の1種)で、5億年以上前に原始の地球で誕生した。動物と植物の両方の特徴を持っており、植物のように光合成を行って栄養分を体内に蓄えるだけでなく、動物のように細胞を変形させて移動することもできる。またミドリムシは59種類もの栄養素を持つことから、食品などへの活用が相次いでいるほか、油脂分を多く含むため、燃料としての実用化も期待されている。

 一方で、ミドリムシを使った食品の商品化を多くの企業が相次いで行っている。

 ファミリーマートは、世界で初めて食用としてミドリムシの屋外大量培養に成功した株式会社ユーグレナと共同で、石垣産のミドリムシを使用したデザート「スプーンで食べるスムージー ユーグレナ・グレープフルーツ&いちご」(税込230円)などのオリジナル商品を、9月16日から全国のファミリーマート店舗で発売すると発表した。

 また、4月にはイトーヨーカ堂と株式会社ユーグレナが共同で、「ミドリムシカラダに委員会」を発足させた。カゴメや永谷園、カルビーなど食品メーカー8社と共同で、ミドリムシ入りの野菜飲料やガム、即席みそ汁、わかめスープなど9品が商品化され、イトーヨーカドーの食品コーナーで展開されている。

 さらに、ミドリムシ由来の燃料の実用化も始まっている。

 6月には、株式会社ユーグレナといすゞ自動車が、次世代バイオディーゼル燃料の実用化を目指す「DeuSEL(デューゼル)プロジェクト」をスタートさせ、7月1日からミドリムシ由来のバイオディーゼル燃料で、いすゞの藤沢工場のシャトルバスを運行している。

 ミドリムシの量産技術の進歩により、ミドリムシ由来商品の開発が一気に進みそうだ。市場は今後、さらに拡大していくことだろう。

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