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住宅ローンに病児保育サービスや日照補償が登場
金利以外の選択肢も広がる

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2014/10/04 20:00

 住宅ローン市場では、金利の引き下げ競争を避けて、新たなサービスで利用者獲得を目指しているようだ。

 住宅ローン選びで重視されるのは金利。しかし、最近では付随するサービスの充実によって新たな利用者を獲得しようとする動きもみられる。

 りそな銀行は、太陽光発電システムを設置する住宅の購入や建設をする人に、3年間の日照補償を無料で提供する日照補償付住宅ローン「晴れたらいいね」を提供している。日照補償は、1年間の日照時間の実績が基準日照時間を下回った場合、1時間あたり100円が補償金として、返済口座に支払われる。「日照時間が少なかったら困る…」という、利用者の不安を解消してくれる。

 また、三井住友銀行は「自然災害時返済一部免除特約付住宅ローン」を提供している。この住宅ローンには、地震などの自然災害で自宅が被害を受けた際、一定期間の住宅ローンの返済が免除されるプランと、全壊の判定を受けた場合に住宅ローン残高の50%が免除されるプランの2つがある。地震などで自宅が損害を受けると、建て替えや住み替えなどにより、新たなローンの返済が発生する可能性がある。こうした不安を解消したいという利用者のニーズに応える。

 一方、新生銀行の住宅ローンには、事前に交付されたクーポンを使って、病児保育サービスや家事代行サービスを受けることができる「安心パックW(ダブル)」がある。病児保育サービスは、子どもが急に発熱した場合や軽い病気になった場合、専門の保育スタッフに子どもを預けることができる。このとき必要になるのがクーポン券2枚。また、家事代行サービスは、掃除や料理、買い物など、1回3時間までの家事代行サービスが受けられる。このとき必要になるのはクーポン券1枚。クーポン券の交付枚数は、借入金額によって異なる。

 こうした目新しいサービスが登場する背景には、金利の引き下げによる競争が限界に近づいているという事情がある。利用者の不安を解消するさまざまなサービスが生まれてくれば、住宅ローンを選ぶ際の選択肢も広がっていきそうだ。

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