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社会の発展の推進役・女性の力
既婚女性の就労を支援する仕組み作りも

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2014/11/23 18:00

 女性のパワーなくしては、今後の飛躍はあり得ない。とはいえ現実となると、まだこれからか。そんな調査結果もある。

 社会をさらなる発展へと導くには女性の力が必要だ。そして、女性が活躍できるためにと、さまざまな調査や整備が進められている。

 夫は外で働き、妻は家庭を守るべき。この考え方についてどう思うか。先ごろ内閣府が発表した「女性の活躍推進に関する世論調査」には、こんな設問がある。同調査の対象は、全国20歳以上の日本国籍を有する女性と男性計5000人を対象に実施され、約61%の3000人以上が回答した。先の設問の結果は、賛成が約45%、反対は約49%。意外と伯仲している。前回、2012年に実施した調査の同じ設問への回答と比較すれば、賛成(前回約52%)が減り、反対(前回約45%)は増えてはいるが、大きな変化ではない。

 この鈍い変化の理由は、夫は外、妻は家に賛成する理由から読み取れそうだ。賛成理由の半数以上は「妻が家庭を守った方が、子どもの成長にはプラス」で、以下「家事・育児・介護と仕事の両立は難しい」「夫が働いた方が高収入」と続く。このベスト3の賛成意見は、いずれも日本における古くからの考え方や仕組みが根底にある。この意識への対応や女性が外で活躍できる環境整備がポイントとなりそうだ。

 そんな中、既婚女性の就労を支援しようという動きもある。全国地方銀行協会に加盟する64行は12日、女性の活躍を支援する新組織「輝く女性の活躍を加速する地銀頭取の会」の発足総会を開いた。地方銀行の場合、夫の転勤などで、支店がない地域に引っ越しをすると、女性行員は辞めざるを得ないケースがあった。そこで地方銀行間で連携を取り、夫が転勤となった場合にも別の地方銀行で女性行員が働ける仕組み作りなどを進めていくという。既婚女性の就労促進や人材の流出を防ぐことを狙いとしている。

 今後、ますます重要となる女性の存在ではあるが、現段階ではまだかけ声だけとの印象は拭えない。意識や環境などさまざまな課題を一つずつ克服していく必要がありそうだ。

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