MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

住宅リフォーム市場
再増税先送りで低迷か 自治体の補助金に期待も

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2014/12/06 08:00

 消費税増税前の駆け込み需要による反動減が長引き、リフォーム市場の動きは鈍い。各自治体の補助制度の活用が拡大のきっかけになるのか。

 矢野経済研究所は11月25日、住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表した。調査における住宅リフォーム市場とは、「10平方メートル超の増改築工事」「10平方メートル以下の増改築工事」「設備修繕・維持関連」「家具・インテリア等」の4分野をさす。

 調査結果によると、2014年第1四半期から第3四半期(1~9月)にかけての住宅リフォーム市場規模は4兆8,949億円で、前年同期比で0.04%増と推計された。四半期別の市場規模を見ると、第1四半期(1月~3月)の市場規模は1兆7,724億円で、前年同期比で40.7%増と推計された。4月の消費税増税にともない、リフォームの駆け込み需要が多く発生したようだ。

 しかし、第2四半期(4月~6月)の市場規模は前年同期比5.5%減の1兆7,331億円、第3四半期(7月~9月)の市場規模は前年同期比23.4%減の1兆3,774億円にとどまると推計されている。消費税増税による駆け込み需要の反動減が続いているようだ。

 こうした状況を踏まえて同社は、2014年の市場規模は2013年の7兆円を下回り、6兆5,000億円から6兆8,000億円にとどまると予想している。来年10月に予定されていた消費税の再増税が先延ばしされたことで再増税前の駆け込み需要が見込めず、リフォーム需要はしばらく鈍い状況が続きそうだ。

 そうなると、リフォーム業者が期待するのは、各自治体が実施している補助金制度だ。各自治体が実施している補助制度を見ると、さまざまな補助制度がある。

 例えば、東京都千代田区はヒートアイランド現象を緩和するため、「ヒートアイランド対策助成」を実施している。屋上緑化や壁面緑化、窓ガラスへの遮熱対策など、ヒートアイランド対策の費用の一部が対象となる。受付は先着順で、予算がなくなりしだい終了する。

 また、約53%が森林の神奈川県秦野市は、森林資源を循環させるため「木質バイオマスストーブ購入補助」を導入している。住宅にペレットストーブか薪ストーブを設置する人が対象で、認定されればストーブ1台に対し、10万円を上限に費用の3分の1が補助される。

 自治体が実施している補助制度はこのほかにも数多くあり、耐震化やバリアフリー化のほか、防災や環境配慮など、さまざまな目的で実施されている。住宅リフォーム検討の際には、各地域の自治体の補助金制度をチェックしてみるとよいだろう。

【関連記事】
買い手と売り手から見た「楽天市場」と「Amazon.co.jp」の違いとは?
すぐ売れる!と評判のフリマアプリ『メルカリ』 CtoCプラットフォームの今後を小泉文明さんに聞く
2014年9月の料金改定で得するショップ、損するショップ 楽天市場が描く将来像とは
Yahoo!ショッピングの今後を左右するか 意外と知らない、Yahoo!プレミアム会員のすごさ
これからの通販に望むこと「共通ポイント」「値下げ」「深夜でも配達」に

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5