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終活で、次なるテーマは「死に装束」
人生ラストの旅立ちの1着も吟味する時代へ

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2015/01/03 14:00

 人生“最後の旅路”に際して、さて何を着ようか。いま終活の一環として「死に装束」選びを加える人も増えつつある。

 今やブームから定着しつつある終活。最近はもうひとつ大切なことがあったと注目されていることがある。それが、人生で最後の旅となる際の衣装、いわゆる「死に装束(白装束)」だ。

 これまで日本では、白の着物で頭に天冠(てんかん)を巻くスタイルが基本だった。ところがおしゃれを自認する人は、納得のスタイルを選びたい、また遺族からも故人への最後の贈り物をといった声も年々高まっている。そんな中、近ごろの死に装束は、白一辺倒の様相が変わろうとしている。

 2007年から展開されているブランド「さくらさくら」は、個性的でしゃれた死に装束の草分け的存在だ。手がけるのは、九州の企業であるルーナ(本社:福岡県福岡市)。もっと故人にふさわしい1着があってもとスタートして以来、人気となっている。人気の秘密はビジュアル面もさることながら、死に装束ならではの工夫にもあるようだ。例えば、体形を気にしなくてもいいようにサイズは全商品フリーサイズ。そして死に装束の着用は、当然ながら他人任せ。そのため袖や脇が大きく開いたり、えりなど各パーツが取り外せるなど、着せてもらうための配慮も行き届いている。最新作は女性なら、気品ある淡く色鮮やかな「ダイヤモンド・ブルー(19万4,400円・税込)」。また水色の羽織と白い着物を組み合わせ、凛とした雰囲気を醸し出す「水上着物(みなかみきもの/16万2,000円・税込)は男性用だ。

 また、今年11月にオープンした「エピローグサロン 光の庭(神奈川県横浜市/運営はワイツープランニング・本社:神奈川県横浜市)」では、死に装束のオーダーメイドが可能だ。「エピローグドレス」と呼ばれる同商品は、3タイプからチョイスする。実績ある衣装デザイナーと一緒になって、生地やデザインなど一つ一つ作り上げていくのがフルオーダー。「百合(ゆり/12万3,000円・税別)」など、5つの基本ドレスがベースとなるのがセミオーダーだ。またオーダーメイド以外にも、流れるようなプリーツが美しいレディメイド(2タイプ・各7万3,000円・税別)のドレスも用意されている。

 そして、先般ユネスコの世界無形文化遺産に選ばれた和紙の逸品も登場した。その名は「エンディングフォーマル」で、一般社団法人 JCネクスト(埼玉県さいたま市)と、小川和紙(細川紙/埼玉県比企郡、秩父郡)のコラボレーションによるタキシードとドレスだ。最後にまとうのは、世界に名だたる和の伝統というのも検討の余地ありだ。

 終活では、葬儀やお墓の準備、遺産相続の計画など、人生の最期を迎える前にさまざまな準備が行われるようになってきた。今後は、死に装束選びもその中の一つに加わっていくのかもしれない。

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