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企業と大学のコラボが活発化
ITの啓蒙活動や新商品の模索、技術の伝承など

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2015/02/01 16:00

 新商品を生み出したり、未来に向けてと、各企業は大学とのコラボレーションを積極的に行っている。

 最近、企業と大学の連携、いわゆるコラボレーションが盛んに行われている。業界全体の健全なる発展を狙ったり、新商品を生み出すきっかけにしたりと、さまざまな目的で取り組んでいるようだ。

 インターネットやスマートフォン全盛の昨今、弊害も年を追うごとに顕著化している。特にコミュニケーション面では、モラルの欠如などによりトラブルや精神的なダメージを受ける人も増加の一途だ。そこでLINE(本社:東京都渋谷区)と、静岡大学(静岡県静岡市)が共同で研究・開発したのが教育プログラム。対象となるのは小・中学生。内容は、インターネットを介する際の上手なコミュニケーション方法だ。進め方は、カードやワークシートを使ったディスカッション形式で、受講者各人が自らの頭で考えるもので、単なる座学ではない。申し込みは各学校単位で、料金は無料。また教材には指導者用ハンドブックも含まれているが、要望があれば、LINE社員によるデモンストレーション授業も実施される。

 また、守り受け継ぐのも伝統なら、新しく世に送り出すのも伝統と考えたのがノリタケカンパニーリミテド(本社:愛知県名古屋市)。同社では、陶磁器業界のこれからのモノづくりの新たなる方法の模索の一環として、パートナーに選んだのが東京藝術大学(東京都台東区)だった。今年1月には学生の感性と企業の持つ技により、新たなる作品も誕生した。作品のお披露目は、1月は東京藝術大学内で行われ、3月には日本橋三越本店(東京都中央区)でも実施される予定。今回の作品は、ノリタケ直営店やウェブサイトで個数限定で販売もされる。商品は「マグとタルトプレートセット(1万円、300セット限定)」ほか全6アイテムとなっている。

 そして、世界に名だたる発想力と技術力を若者に伝えるために。4月から日本の大学では初の試みとして、京都精華大学(京都府京都市)では、アイウエア(眼鏡)デザイン教育のコラボレーション授業がスタートする。講師はアイウエアのデザイン企画・販売を手がけるボストンクラブ(本社:福井県鯖江市)のデザイナーで、受講生には単位も与えられる。対象は、同大学のデザイン学部プロダクトコミュニケーションコースの3年生。日本を代表するアイウエアの生産地である鯖江市のカルチャーに触れ、将来は自らも一員として尽力したい。講義後には、そんな思いを抱く学生が出てくることも期待されている。

 派手さはないが、将来的にじわじわと効果が現れる企業と大学のコラボレーション。商品や新サービス開発など、双方にとってメリットのあるコラボは、今後も増えていきそうだ。

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