MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

金融機関の住宅ローン金利引き下げ競争
超低金利継続で付随サービスによる差別化へ

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2015/02/28 22:00

 住宅ローン金利は低下し、低金利継続を予想する人が多い。そこで、金融機関は顧客獲得に向け、金利以外のサービスで差別化に出始めた。

 株式会社J.D.パワー アジア・パシフィックは2月17日、住宅ローンに関する調査結果を公表した。この調査は住宅ローンを契約している全国の20歳以上の男女1万6,914名を対象に、2014年11月に実施した。

 発表によると、直近1年に住宅ローンを契約した人の平均金利は、変動金利が0.80%、期間固定金利が1.20%、全期間固定金利が1.85%だった。中でも、変動金利では0.6%以下、期間固定金利では0.9%以下、全期間固定金利では1%前半の契約が増加するなど、適用金利が一段と低下していることが分かった。

 また、今後の住宅ローン金利についてどうなると思うか聞いたところ、「変わらない」が46%に達した。「上昇する」は39%で、「低下する」は3%、「分からない」は12%だった。「変わらない」と「低下する」を合わせると、約半数の人が低金利の継続を予想しているようだ。

 このように低金利が続く中、金融機関による、顧客獲得のための金利引き下げ競争は限界に近づいている。そこで、金利以外のサービスで、他社との差別化に動き始めている。

 例えばイオン銀行は、住宅ローン契約者に「イオンセレクトクラブの特典」を用意。イオンやマックスバリュなど、イオングループの店舗でのお買い物が毎日5%オフになるほか、定期預金の金利優遇特典も受けられる。

 また、ソニー銀行は購入資金の10%以上の頭金を準備すると、0.05%の金利引き下げを実施。さらに変動金利と固定金利の乗り換えを、インターネットでいつでも可能にするサービスも提供している。

 三菱東京UFJ銀行は女性向けの特典を付けた。住宅ローンを利用中の女性が妊娠もしくは出産すると、適用金利より1年間、金利が0.2%優遇される。特典を受けるためには本人からの申請が必要。原則として母子手帳などで確認する。

 住宅ローンの選択肢の多様化や付随サービスの充実は、利用者にとっては朗報となりそうだ。

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5