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30代女子が昔ながらの「八百屋」を起業! 体に良い、おいしいものを求める「食のプロジェクト」とは

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2013/03/18 08:00

 今回は、八百屋を始めた矢嶋文子さんのお話です。若い女性が始めた3坪の小さな店舗には美味しい野菜だけでなく、「昔ながらの八百屋」の会話があり、心がほっと和みます。毎日通う常連客もいるほど地域に馴染んだ同店は、矢嶋さんのライフワーク「食のプロジェクト」の第一歩でした。

30代女子が会社員を辞め、昔ながらの「八百屋」をひとり起業

 「まさか八百屋をやるとは思っていませんでした」。東京・神楽坂近く、マンションが立ち並ぶ市谷山伏町にある約3坪の小さな「八百屋 瑞花(すいか)」。店主の矢嶋文子さんはもともと会社員、31歳の時に青果の世界に飛び込み、33歳で店を開いた。

http://www.suika.me/

 同店には、有機栽培、自然栽培の野菜を中心に、厳選した商品が置かれ、珍しい野菜も並ぶ。取材の日に収穫された「スティックセニョール(茎ブロッコリー)」は花部分がブロッコリー、茎は菜の花のような味わいで、葉も茎も食べられる緑野菜。矢嶋さんは「茎ブロッコリーなんて、いかがですか。扱いはブロッコリーと同じ。フライパンで焼いて塩をふるだけで十分おいしいですし、葉っぱごと茹でてもいいですよ」など客の好みに合わせた野菜を薦めつつ、調理方法もさりげなくアドバイスする。

 矢嶋さんは30代半ばだが、20代に間違われることも多い。肌がきれいなのだ。20代の頃より、今の方が健康そのもの。

 「OLだった20代の頃は、毎日すごく体が重たく、ひどい生理痛で痛み止め薬を常用していました。『私、疲れてる』みたいな状態は、働くOLの勲章のように思っていたんです。でも、体がダルかった原因はストレスからの不調だけでなく、自分で自分の体調を整えられていなかったからだったんですね。食べる野菜が変わった頃から、体調が軽くなり、肌の質感が変わりました」

 私たちの身体や精神は、食べるもので変わっていく。だからこそ、「自分が幸せになる食べ物を選んで欲しい」と言う。

チームをまとめるのに「食べ物の共有」が効果的だと気づく

 矢嶋さんは1976年、東京都新宿区に生まれた。5歳からクラッシックバレーを習い、店に立ち続けることが苦にならない脚力を身に付けた。

 無類のお菓子好きで、大学時代はチョコレート専門店でアルバイトをした。就職先も決まっていたが、バイト先から「新しく出す大きな店の店長をやらないか」と誘われ、そのままチョコレート専門店に就職した。

 矢嶋さんが店長を務めた店は、固定客を獲得し、他店舗の約3倍の売上を上げた。売上向上の理由は、スタッフ応対の良さだった。

 「スタッフに『1人ひとり、お客様に合わせた話をして欲しい』と伝えていました。たとえば、元気良く話す方には、テンポよく対応。一方、丁寧に扱って欲しい方には丁寧に、子どもなら目線を落として話をしてあげる等です」

 店長として、高校生から60代までさまざまな年齢のスタッフをまとめたことは、接客業そしてマネジメントの良い経験となった。そして今度は「店舗運営や接客はできるようになったので、経理を学ぼう」と、転職することを決めた。

 次は、教材販売会社に入社。しかし経理職に就く希望があったものの、配属されたのは教材の企画・開発と営業の仕事だった。全国の学習塾向けに教材を企画開発し、売って歩いた。そのうちマネジメント能力を買われ、4年で事務局長に昇進する。

 メンバーをまとめて目標を共有する際、「食べ物の共有」が効果的だと感じた。皆でおいしいお菓子を食べるだけで、笑顔が生まれた。それに対し、通勤電車に揺られる疲れ切った社会人を見ながら、「小さなお菓子ひとつで、人の気持ちは和むのに……。皆、おいしいものを食べていないに違いない」と感じた。些細なきっかけから、少しずつ「食」への関心は高まっていった。(次ページへ続く)


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