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倉庫・運搬業を営む家に生まれ、通販物流代行会社を起業 「海外展開」と「上場」を目指す

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2014/04/10 08:00

 今回は、通販専門の物流アウトソーシング事業を行う角井亮一さんのお話です。角井さんが代表をつとめるイー・ロジットは、物流の実務だけでなくコンサルティングや企業研修等の他社支援も行っています。ネット通販の利用者が増えた2007年以降、急速に売上を伸ばし、今後の目標は海外展開と株式上場に据えています。

コンサルタントから通販専門の物流アウトソーシング会社を起業!

 ネット通販の売上規模が年々伸びる時代背景に伴い、通販の物流を代行する株式会社イー・ロジットが成長している。代表取締役の角井亮一さんは物流コンサルタントでもあり、同社では「多品種少量、高回転の性質を持つ通販に特化した物流代行」、「コンサルティング」、「システム導入支援」を行う。

 「物流は、企業力や商品力を高める要素。迅速で正確な物流があれば、その企業価値を高めます。たとえば、ケース単位でしか買えないより、1個から買えるほうがお客様に喜ばれますよね」

http://www.e-logit.com/

 企業がケース単位でしか売らない場合、その原因は在庫管理とコスト高になる発送業務等、物流の難しさにあることも多い。消費者は1個でも買えるなら、少々価格が高くても買うし、企業側は利益率を上げることすらできる。

 「在庫を多く抱えると、会社の経営は苦しくなります。在庫は少なく留め、極端に言うと『商品がネット上にアップされたら、すぐに売れる。そして売れたら、すぐに倉庫に補充する』という会社のほうが経営状態は良いですね」

 角井さんは実務家とコンサルタント両方の視点で、戦略的な物流を考えている。

家業である倉庫・運搬業を継ぐため、経営コンサルタントの道へ

 角井さんは1968年、大阪府東大阪市で倉庫・運搬業を営む家に生まれた。経営者の父親は、「これからは、コンピューターの時代が来る」と角井さんが中学生の時にパソコンを買い与えた。

 「当時、パソコンを持っている子は、学校に2人しかいませんでした。大阪の電気街、日本橋に行っても、若い子には会いませんでしたね」

 そんな父親の気持ちが通じたのか、ひとりっ子の角井さんは家業を継ぐ意志を持ち、大学では経済経営を学んだ。大学の単位を3年で取得して米国・サンフランシスコに渡り、大学院でマーケティングを学んでMBAを取得。就職活動で大阪に戻り、経営を学べる銀行やコンサルティング会社を回った。

 1994年、船井総合研究所に入社、コンサルタントとして2年8カ月働いた。酒販チームに所属し、酒造メーカーや酒類ディスカウントチェーンのコンサルティングに従事。角井さん自身も現場に立ち、売場づくりや価格設定の工夫、販売促進に力を入れ、バンバン販売数を伸ばした。

 「週に4日間、会社に泊まり込むこともあり、毎日睡眠時間は3時間くらいでした。何でもできるスーパーマンのような人はいないので、コンサルタントは皆、努力するしかなくとても忙しいですね」

 その後の起業に大きな影響を与える仕事の機会を得たのは1996年、船井総研の酒造メーカー向け通販セミナーで「ネット通販について」の講師を務めた時のことだ。

「まだ楽天市場ができる以前、海外のネット通販の動向を調べ、その将来性を学ぶラッキーなチャンスをいただきました」

 その後、家業の物流会社に入る予定だったが、顧客の1社だった不動産会社から「うちに来て、新規事業を立ち上げて欲しい」と依頼があり、1年間という期間限定で入社。1998年、29歳のとき、家業の光輝物流株式会社に入るが、新しい事業の種を見付けて2年後に独立することになるのだ。


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