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旅先での出会いから、「台湾と日本をつなぐ」ビジネスで起業
天職を持っているなら、それを広めることは使命

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2014/05/13 08:00

 今回は、日本企業の台湾進出サポートを行う御堂裕実子さんのお話です。たまたま旅した台湾に魅せられて社会人留学、そして台湾と日本の懸け橋ビジネスを立ち上げることになりました。どれだけ世界が広くても、すべては「出会い」や「人」を信じることから始まるのだと思えるお話です。

台湾と日本をつなぐ架け橋として、台湾進出支援サポート事業を開始

 日本企業の台湾進出サポート事業を展開する、合同会社ファブリッジの御堂裕実子さん。食品メーカー、不動産会社、IT企業、教育機関等、さまざまな業界の台湾進出を手掛ける。もともと台湾に知り合いはいなかったが、旅先で知り合った人との縁がつながり、ビジネスは広がった。

 「細い糸がたぐり寄せられるように繋がって、事業という”織り物”ができているという感じ。もともとその糸は細かったのですが、それが太くなっていきました」

ファブリッジ
http://www.fabridge.co.jp/

 台湾には、日本を好きな人が多いと言う。

 「私が今まで訪れた国々の中で、一番歓迎してくれました。それ以来、私は台湾を『世界一の親日国(日本に好意を持ち続けてくれる国)』だと思っています。台湾は人口約2,350万人、九州くらいの大きさですが、東日本大震災時には義援金として約200億円を日本に送ってくれました」

消しゴムを転がして決めた旅行先、台湾で運命の出会い

 御堂さんは大学時代、バックパッカーでアジア諸国やヨーロッパ十数カ国を回り、国際交流財団からの交換留学で、イギリス、ドイツでホームステイした。「いつかは日本と海外をつなぐ仕事がしたい」と、海外で働くのに必要なビザを取得するため、まずは日本で社会人経験を積むことに。

 大学卒業後、女性向け雑誌の広告を扱う営業職として働きながら、週末には日本語教師の資格学校に通学した。1年半後、大手広告代理店への転職を決めると、うまいことに1週間の休暇が生まれた。

 「久しぶりにバックパッカーでどこかに旅行することにしました。1週間しかないので近場に決め、消しゴムに『韓国』、『台湾』、『中国』と書いてコロコロと転がしたら、『台湾』と出ました」

 台湾を旅行中に、現地に住む日本人夫婦に助けられた。日本語教師の勉強をしていること、海外で働きたいことを話すと、台湾中部にある大学で日本語教師として働く女性を紹介してもらえた。

 次の休暇がとれると、連絡先を頼りに台湾の大学を訪れた。そこは斗六という、さとうきび畑が広がる田舎町だった。

 「日本語を勉強する学生たちが熱烈に歓迎してくれ、大きな衝撃を受けました。一方で、台湾のことを知らない自分が悔しいというか、すごく悲しい片思いに思えて……。台湾の人たちが日本を好きだということを伝える機会をつくりたいと思いました」

 帰国後、学生時代からかかわってきた国際交流財団で「アジアの国とも交流しよう」という話が持ち上がる。御堂さんは、台湾の大学での経験を話した。

 それがきっかけとなって、財団の関係者を連れて台湾を訪問。翌年から台湾との交換留学プログラムが始まった。思わぬきっかけがさらなる人の縁を生み、事業にまで発展していく過程を見ていこう。


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