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「レタス」にまつわる新商品やビジネスが続々登場
レタスバーガーや飲むレタス、野菜工場など

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2015/04/26 14:00

 「レタス」という野菜は「生活レベルの向上とともに消費が増加する」といわれる。確かに日本でも、レタス需要が急増したのは戦後のことだった。では戦後70年の日本、先進国と称せられるこの国で、近ごろのレタスと人との関係は、どうなっているのだろうか。

 昨今、少子高齢化などの要因で生鮮野菜類の消費が減少するなかで、レタスの消費は堅調だ。この大きな理由は、レタスに豊富に含まれるエイジングケアに効果ありとされるビタミンEの存在。年々高まるいつまでも若く、健康的でありたいとの意識とともに、レタスを積極的に食生活にと考える人は増えており、対応する新しいサービスや商品も、続々と生まれている。

 まず、サービスでは「ベジバーガー」がある。これは、東京は原宿(東京都渋谷区)のハワイアンカフェ&ダイナー TEDDY’S Bigger Burgers(テディーズ・ビガーバーガー)表参道の商品で、内容は「オリジナルバーガー(880円、5oz・140グラムより)」など、通常メニューのバンズ部分を、料金はそのままでレタスに変更ができるもの。とかく健康面では問題視されるハンバーガーも、これならと人気は上々のようだ。

 また発泡酒の「VEGEALE LETTUCE(ベジエールレタス/480円・税込、330ミリリットル1本)」は“飲むレタス”。産直団体の野菜くらぶ(群馬県利根郡)と、オリジナルビール・発泡酒を製造・販売する日本ビール醸造(本社:静岡県沼津市)がタッグを組んで開発したユニークな商品だ。特徴はレタスのフレッシュな香りと、スッキリとした飲み心地。ただいま、なかなかの評判となっている。

 一方、レタスは新たなビジネスチャンスにもなっている。IT技術の応用した農業「スマートアグリ」によるレタス栽培には、企業の参入が相次ぐ。これは転換期を迎えた日本の農業と、躍進著しいアジア諸国のレタスを初め生鮮野菜の消費増大を見据えての動きで、レタスなど農作物単体はもちろん最新農業技術そのものを商いにという試みだ。

 参入企業には異業種組も多い。農業のイメージとはかけ離れた東芝や富士通といった企業は、半導体工場のクリーンルームなどの施設を野菜工場にリニューアルして稼働中だ。成果も着々と上がっており、富士通(本社:東京都港区)の「キレイヤサイ低カリウムレタス(1,680円・税込、Mサイズ約40グラム5袋)」は、肝臓疾患など野菜摂取に制約のある人向けなど、画期的な新商品も誕生している。

 また、エキナカの次は農業とばかりに、鉄道各社も積極的だ。先日も東京メトロ(本社:東京都台東区)が、地上を走る路線の高架下の野菜工場で栽培されたレタス類を「とうきょうサラダ」と命名、沿線の飲食店への販売を開始した。

 健康志向の人だけでなくビジネスでも注目されるレタス。今後もますます密接な関係になりそうだ。

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