MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

月の満ち欠けと相場のカンケイを調べてみた 新月・満月が近づいたらとるべきポジションとは

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2015/05/08 08:00

 天体の運行と相場の関係に興味を持つ人は多いようです。 満月や新月といった月の周期が人間の深層心理に影響を与え、その結果、株式相場の値動きに一定の傾向が生ずるという見方があるものと推測されます。

月の満ち欠けと相場のカンケイ(1):新月の大潮にTOPIXが上がる

 満月の時には太陽・地球・月の順、新月の時には太陽・月・地球の順で一直線上に並ぶので、太陽と月の引力が同方向に働いて、地球の海水への引力が最大になります。この結果、潮位の変化が大きくなる「大潮」と呼ばれる時期は、満月・新月当日を含めた3、4日間(月齢により時折前日も含まれます)になります。

 そこで、1999年1月から2015年3月までのTOPIXの価格変化(日足、終値ベース)と、満月(当日のみ)、新月(当日のみ)、満月の前日から2営業日後(概ね大潮と一致するので以下「大潮」)、新月の大潮の4つについて、有意な関係が見られるか調べてみました。1999年からにしたのは、ITバブルとサブプライムバブルを含めた期間で検証する必要があると考えたからです。

 結果は、「新月の大潮にTOPIXは1日当たり0.14%程度上昇する傾向がある」(有意水準3%)というものでした。満月、新月、満月の大潮については、統計的に有意な関係は見出せませんでした。

 図1は、1999年1月から2015年3月までの「新月の大潮の日」と、それ以外の日のTOPIX騰落率(前日比)です。2002年と2007年は、新月の大潮の方がそれ以外の日よりも平均して大きく値下がりしていますし、2008年は、新月の大潮の日は“平均してみれば下がり難い”ものの上昇してはいません。しかしながら、それ以外の年は新月の大潮は平均して大きく上昇していたようです。そう考えると、ボックス相場と上昇相場なら新月の大潮は上昇しやすいという可能性もあります。

 なお、平均して0.14%のリターンはTOPIXが1600ポイントだとすると、わずか1日当たり2.24ポイント、日経平均を2万円として換算すると28円に過ぎません。また、新月の大潮は月に3日か4日しかなく、それが取引所営業日とは限らないので、取引が可能なのは月に2、3日だけです。

 ただ、日計り売買や2日程度のスイング取引で株価指数の買いポジション(ロング)なら勝てる可能性が高そうなので、覚えておきたい相場のマメ知識といえそうです。


  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5