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コンビニコーヒー市場が前年比52.8%増で急拡大
一方、缶コーヒーは脂肪燃焼系など独自路線へ

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2015/05/16 14:00

 女性層や若年層の開拓に成功したコンビニコーヒーの市場が拡大している。コンビニコーヒーは、店内でコーヒーメーカーを使用して提供されるコーヒーのこと。

 富士経済が1月に発表した調査結果によると、2014年のコンビニコーヒーの市場規模は前年比52.8%増の1,756億円で、2015年は1,930億円まで拡大すると予想されている。2013年までは各チェーンでメニューや価格に店舗の特色があったものの、2014年は最小サイズで税込100円へ集約されたこともあり販売数量が伸びた。今後さらに拡大するためには販売数の増加に加え、新メニューや高単価メニューの導入なども必要になると同社では予想している。

 このようにコンビニコーヒーが市場規模を拡大させている一方で、缶コーヒーに対する意識調査も行われている。

 マイボイスコムがアンケートモニター1万2,040名を対象に実施した、缶コーヒーの利用に関するアンケート調査結果(調査期間は3月1日〜6日にかけて)によると、缶コーヒーを全く飲まない人の割合が28.8%となり、1年前の26.9%より増加した。5年前の調査では、缶コーヒーを全く飲まないと回答した人の割合は16.0%だった。消費者の缶コーヒー離れがじわじわ拡大している様子がうかがえた。

 缶コーヒー飲用者に缶コーヒーを飲む頻度が1年前と比較してどのように変化したか聞いたところ、「増えた」と答えた人の割合が7.4%(増えた 2.6%・やや増えた 4.8%)にとどまる一方、「減った」と答えた人の割合が22.2%(減った 12.6%・やや減った 9.6%)となった。「変わらない」は66.1%。缶コーヒーの消費は減少傾向にあるようだ。

 また、缶コーヒーを飲む頻度が増えたと答えた人にその理由を聞いたところ、「脂肪燃焼系の缶コーヒーやキャップ式のブラックコーヒーが増えた」「最近は種類も増えて試したいものが多くなった」「以前は缶コーヒーは美味しいと思わなかったが、最近はどれも美味しくなった」などの回答が寄せられた。缶コーヒーを飲む消費者は、缶コーヒーの持つ独自の特徴が魅力的なようだ。

 消費者にとっては味の好みやシーンなどに応じて選ぶことができ、選択肢が広がったといえる。今後は、消費者のニーズに合わせて各商品のすみ分けが一層進みそうだ。

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