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NISA、口座の保有率は20.5%
利用拡大には若い世代への浸透が課題か

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2015/05/16 22:00

 NISAの認知率は向上しているものの、口座保有者は2割程度にとどまっている。普及には若い世代への訴求がポイントになりそうだ。

 3月31日、2015年度税制改正の関連法が国会で成立し、NISA(少額投資非課税制度)に関しては、年間投資上限額80万円の「ジュニアNISA」の創設と、現行のNISAの年間の投資上限額が、100万円から120万円へ引き上げられることが正式に決まった。

 そんな中、マイボイスコム株式会社は、4月1日から6日にかけてNISAに関するインターネット調査を実施し、その結果を4月28日に発表した。有効回答数は1万1,649件。

 発表によると、NISAの認知率は75.3%で、2013年7月に実施した前回調査の38.0%より大きく増加した。ただ、認知している程度を調べると、「NISAの内容を詳しく知っている」と答えたのは20.1%で、55.2%の人が「名前は知っている程度」と回答した。

 また、NISA口座の利用状況と利用意向を調べたところ、NISA口座の保有者は20.5%にとどまっていた。内訳は、「NISA口座で投資を行っている」が13.5%で、「NISA口座を保有しているが投資はしていない」が7.0%だった。口座保有者の傾向を見ると50代以上では保有率が3割弱になるなど、男性や高年代層で保有率が高くなる傾向があった。

 一方、すでに証券会社に口座を保有する個人投資家に、相場環境や投資・資産運用を始めた年代等に関するアンケート調査を行った結果もある。

 マネックス証券株式会社が4月28日に発表した「MONEX 個人投資家サーベイ 2015年4月調査」(調査対象はマネックス証券に口座を保有している個人投資家917名 調査期間は4月10日〜13日)によると、66.3%の個人投資家が「もっと若い年代から投資・資産運用を始めたほうがよかった」と回答した。

 その理由には「お金の余裕ができた年代にもう少し積極的になれたと思う」「経済を学びながら株式投資を考える機会があってもいい」「投資で損失を出しても定期収入があったため」など、さまざまなコメントが寄せられていた。

 今後のNISAの利用拡大には、若い世代を中心に投資やNISAに対する理解度を高めていく必要がありそうだ。

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