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トクホ購入経験者、約5割が「トクホを優先」
市場拡大には未購入者への訴求がカギか

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2015/05/23 14:00

 健康への効用や品質への信頼が魅力のトクホ商品。消費者の認知率は高く、約半数が優先的にトクホ商品を選んでいるという実態が判明した。

 公益財団法人 日本健康・栄養食品協会が4月1日に発表したところによると、2014年度の特定保健用食品(トクホ)市場の規模は6,135億円で、2013年度の6,275億円よりも減少した。

 トクホ市場規模の推移を見ると、調査を開始した1997年度は1,315億円にとどまっていたものの、その後は2007年度の6,798億円まで連続して拡大を続けてきた。しかし、2011年度には5,175億円まで縮小。その後は回復基調にあるものの、2007度のピーク時にはとどいていない。トクホ商品は消費者の支持を受けて市場規模を拡大させてきたが、最近は頭打ちの状況にあるようだ。

 トクホ商品に対する消費者の関心の度合いについては、マイボイスコムが調査を実施しており、その結果を5月11日に発表している(調査期間は4月1日~6日 回答者数は1万1,659名)。

 発表によると、トクホの認知率を調べたところ、57.8%の人が「どのようなものかわかる」と回答。「名前を聞いたことはあるが、どのようなものかわからない」と回答した人の39.0%をあわせると、96.8%の人がトクホについて何らかの情報を得ていた。

 次いで、トクホ商品の購入経験を聞いたところ、61.8%の人が「購入経験あり」と回答し、直近1年以内では49.9%の人が「購入経験あり」と回答した。

 そこで、トクホ商品購入者に、商品を選ぶ際にどの程度トクホであることを意識しているか聞いた。すると、31.0%の人が「効用を意識して選ぶ」と回答。「効用までは意識しないが、トクホを優先して選ぶ」の22.1%と合わせると、53.1%の人が優先的にトクホ商品を選んでいることが分かった。「選んだ商品がたまたまトクホだった」との回答は43.3%だった。

 マイボイスコムの調査では、トクホ商品の購入理由に「健康効果も気に入っているし、おいしいので我慢や負担を感じない」「食品の安全への信用が薄れている中でトクホなら大丈夫という期待がある」などのコメントがあった。

 トクホ商品の購入経験者は、やはりその効用や健康効果に魅力を感じているようだ。さらに市場規模を拡大させるには、トクホ商品を購入したことのない消費者に、これらの魅力をいかに知ってもらうかがカギとなりそうだ。

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