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ベトナムへの投資意欲高まる
経済成長を続ける市場に期待

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2015/05/31 18:00

 堅調な経済成長を続けるベトナムは、中国より労働コストが低く、国民性も勤勉なことから企業進出や投資が進んでいる。6月には投資セミナーが東京と大阪、広島で開催され、ベトナム証券や投資信託を扱う国内証券会社も充実してきており、投資先として有望だ。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)が2015年4月に発表したデータによると、ベトナムの人口は9,073万人で国民の約8割が仏教、公用語はベトナム語。2015年の実質GDP成長率は6%に設定、一時はインフレなどで経済情勢が不安定になったが、現在では改善が進んでいる。

 日本企業の投資は活発で、2011年285件、2012年444件、2013年500件で韓国と競い合っており、今後も有望な進出先であることに変わりはない。そんな中、ベトナム南部の経済大都市、ホーチミン市に隣接するビンズン省への投資セミナーが6月9日と11日に東京と大阪で連続開催される。主催はビンズン省人民委員会でベトナムの一般情勢や金融情勢、同省の紹介などがあり、ベトナム投資入門には手ごろな内容である。6月22日には広島で、ジェトロが主催する、ベトナム関係者によるセミナーも開かれる。

 ベトナムの魅力の1つが若い労働力が豊富なことだ。人口の約6割が30歳以下、識字率も高く大学生のスマートフォン所有率は65%、58%がオンラインショッピングを利用(ベトナムの消費者リサーチサービス「Q&Me」5月19日発表)などITへの親和率も高い水準。今後、ベトナム経済を担うであろう若い世代の頼もしさは近隣各国に比べても期待がもてる。

 日本にいながらの投資環境も充実してきた。ベトナム証券を扱っている主な証券会社が岩井コスモ証券とSBI証券。岩井コスモではホーチミンとハノイ上場の全銘柄を扱え、ベトナム株式やマーケット情報が豊富。SBIではインターネットとコールセンターで注文可能で、ベトナムドンでの決済により不要な為替手数料が発生しない。楽天証券ではベトナム株ファンドを扱っており、マザーファンドを通じて上場株式が取り引きできる。

 ベトナムは社会主義の国。投資には慎重さも必要だが、国の政策と経済施策がマッチングしており、シンプルな発想で投資できることが特色といわれている。投資先の検討の際には、ベトナムを加えてみるのも面白そうだ。 

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