MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

2015年夏の節電、「シニア層」の協力に期待
古い家電製品の買い替えがポイントか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2015/06/06 22:00

 節電は私たちの生活に定着しつつある。調査結果によると、シニア層ほど節電意識が高いことが判明。ただし、消費する電気量も多いようだ。

 5月22日に開催された政府の「電力需給に関する検討会合」によると、今年の夏は猛暑となるリスクや直近の経済成長の伸びを織り込んだ上で、いずれの電力管内でも電力の安定供給に最低限必要な予備率3%以上を確保できるという。

 ただし、関西電力と九州電力管内は単独で予備率3%の確保が困難なため、他の地域から電力の応援融通が必要になる。さらに、老朽火力を含む発電所の計画外停止は依然として増加傾向にあり、このまま火力発電所の稼働が高水準で推移すると、大規模な電源脱落が発生し、電力需給がひっ迫する可能性もあるという。そのうえで、「現在定着している節電の取組が、国民生活、経済活動等への影響を極力回避した無理のない形で、確実に行われるよう、全国(沖縄電力管内を除く)で節電の協力を要請する」とし、あらためて国民に対して節電の呼びかけが行われた。

 政府の発表にもあるとおり、節電は私たちの生活に定着しつつある。そのうえで、さらに節電効果を高めるには、シニア層の節電協力が重要になることが、みずほ情報総研株式会社が5月26日に発表した調査結果(調査時期2014年10月 調査対象は東京電力管内の20歳以上の男女約1,000名)で判明した。

 まず、年代別に節電が習慣になっているかを聞いたところ、「そう思う」(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計)と回答した人割合が20代で64%、30代で70%となった。一方、60代では80%、70代以上では79%になるなど、シニア層ほど節電が習慣化している傾向にあった。

 次いで、昨年夏の電気代について聞いたところ、20代~30代では「4,000円未満」が36%で最も多く、「4,000円~6,000円未満」の34%とあわせて、約7割が6,000円未満となった。一方、60代以上のシニア層では、「1万円以上」が34%で最も多く、「8,000円~1万円未満」の19%とあわせて半数以上が8,000円以上に。シニア層ほど電気を多く消費している実態も判明した。

 また、エアコンと冷蔵庫について10年以上の製品を利用している割合を調べたところ、20代や30代では2割程度にとどまっていたものの、60代以上では4割程度に達していた。エアコンや冷蔵庫などの家電製品は、年を追うごとに省エネ性能が向上しているため、買い替えによって消費電力が少なくなるとされている。

 節電意識が高く消費も大きいシニア層が、古い家電製品の買い替えを進めれば、節電効果は一層高まりそうだ。

【関連記事】
「冷房」と「除湿」、電気代がお得なのは? 快適性と省エネ性をアップするエアコンの使い方
テント泊のキャンプに便利なグッズ LED付き害虫捕獲機やテントのデコレーションなど
「電力自由化」をにらみ新機関発足 各家庭も好きな電力会社を選ぶ時代へ
家庭内の暑さに対する節電 毎月の電気代を500円節約する方法とは
今年も節電の夏を乗り切るアイディアが続々 電気使いすぎの通報窓口から粗品進呈まで

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2019 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5