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新スタイルの花屋さん、続々
専門スタッフ制やカスタムメイドの花束づくりなど

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2015/06/21 12:00

 矢野経済研究所が発表した「フラワー&グリーン市場に関する調査結果2014」によると、花き市場規模は2010年が1兆511億円、以降は直近である2014年1兆348億円(見込)との間を上下している。背景には、景気は上向きといわれるがまだ実感が伴っていないことがあり、法人、個人とも需要増とまではいかないようだ。ただし注目すべきは、個人需要喚起のためのさまざまな取り組み。特に花束(切り花)分野では活発だという。同調査結果にも、「花の日持ち保証販売」が一例として挙げられているが、他にもいろいろとあるようだ。

 第一園芸(本社:東京都品川区)は、スキルアップで売上増を目指す。これまで店頭で花を購入する際は、予算を伝えれば後はお任せ状態。完成後は不満があってもお金を支払うのが常だった。これではリピート効果が得られない。そこで同社で開発したのが「マルチカラー360、180」。複数の色の花を使った華やかな丸型スタイルのブーケ&アレンジメントだ。注文は、どちらも5,000円(税別)からとなり、注文後はお店に一任。ここまでは従来通りだが、ここから違う。制作は、色相関や明度をベースに色の相性を学ぶ独自のマニュアルで100時間以上の研修を受け、修了試験に合格したスタッフのみ。結果、購入者も納得の出来映えとなり、売行きも好調となっている。

 「FLOWER Deli 花(フラワーデリカ)」は、リルケ アトレ大井町(東京都品川区、アトレ大井町1F/運営はユー花園・本社:東京都世田谷区)が提案する花の新しい買い方。総菜選びなどでおなじみの要領で、最初にサイズを、次にメインとサイドの花を選び、花束をつくるものだ。サイズはS(メイン3本)、M(メイン3本+サイド2本)とL(メイン4本+サイド3本)の3つ。価格は税込で1,500円、2,000円、2,500円だ。日頃は花屋とは疎遠な人も、これなら簡単と気軽に立ち寄ってみようと思えるスタイルだ。

 花の種類にこだわったお店もある。販売形態はポップアップストアというワゴン、商品は1年を約2週間ごとに区切り、その時々の旬の花というのがハナセッキ(運営はBOTANIC/東京都目黒区)。商品も独特で「FLOWER DROP(2,160円・税込)」は試験管入りの花束。室内に吊るしたり立てかけたりと、同店のコンセプトのひとつでもある「花や植物の魅力を肌で感じ、暮らしをもっと楽しむ」を形にしたものだ。一方、草冠(東京都渋谷区)の運営する店舗Kusakanmuriで扱うのは、白い花と花に添える緑のみ。野に咲く花を摘む感覚で花束づくりができる。ちなみに今月のおすすめは「幸せをつなぐブーケ(6,000円・税別)」。ウエディングドレスという名の白いバラがメインとなっている。

 友人やパートナーに贈る花束を買いに、新スタイルの花屋さんに出かけてみるのもよさそうだ。

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