MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

キャリア女性の貯蓄目標、2,000万円
現在の額に満足している人はわずか

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2015/06/21 16:00

 働く女性の貯蓄目的はさまざまだろうが、多くが老後や不測の事態が起こった時のために貯めていることが分かった。高齢者でもないのになぜ堅実な貯蓄を心掛けるのか――。日々の暮らしに追われながらも、将来に備える女性たちに見習うべき点は多い。

 女性向け転職サイトを運営するLiBがキャリアを積んできた女性18,957人(有効回答467人)を対象にお金やどんなマネープランを持っているのか調査した結果を6月2日に発表した。現在、貯金をしている人は84%に及んだ。その目的は「もしもの時のため」が28%、「老後のため」が22%と多数派となった。同社は「半数以上が未来の生活に対する保険として、貯蓄していることが分かった。キャリア女性は安定志向で、刹那的なお金の使い方をしていない傾向にある」と分析している。

 ではどのくらいあれば未来の生活に安心感を持てるのだろうか。貯金の目標額を聞いたところ、2,000万円以上という答えが15%ともっとも多く、1,000万円以上、2,000万円未満が11%あった。安心した暮らしを送るには少なくとも1,000万円以上のお金が必要と認識しているようだ。貯金を増やすために涙ぐましい節約をしている人が多く、「ペットボトルに水を入れて風呂の湯量を水増しする」「旅行に行きたくなったらGoogle Earthで疑似トリップする」「電車に乗らず一駅二駅は歩く」など徹底している。

 また、目標は2,000万円だが、現実の貯金額には不満を抱いている女性が大半だ。エン・ジャパンの求人情報サイト「エンウィメンズワーク」がサイト上で、725人を対象に意識調査を行った内容を5月20日に公表した。主に正社員への転職を希望する女性だ。

 現在の貯金額でもっとも多かったのは「100万円未満」で42%、次いで「100万円から300万円未満」24%、「300万円から500万円未満」が11%だった。額については83%の人が不満を抱いており、満足している人は4%しかなかった。満足している人の貯金額を聞いたこところ、意外にも100万円未満の人が半数以上を占めており、貯金額と満足度の度合いは必ずしも比例しないようである。もちろん、正社員への転職を目指すなど上昇意向が強い層だけに、今後、安定した収入を得て貯め込む予定なのかもしれない。

 それを裏付けるかのように、将来のために自己投資が必要と回答した人は81%にも及んだ。「今後の世の中は会社などに属して安心というものではない。いつどうなるか分からない中だからこそ、どんなことが起きても自分や周りを守れる自分作りをしていく方がよほど安全だと思います。(20代)」「会社員として働き続ける意識では、今後は乗り切れない。複数の収入源を得るために、いろいろ勉強すべき。(40代)」「自己投資して常に仕事のスキルを高めておけば、良い仕事に就ける可能性が上がるから。(30代)」などのコメントが寄せられており、貯蓄もさることながら、自己を高めるための投資に重きを置いている姿がうかがえる。

 年金不安が叫ばれる中、将来の暮らしに備えようとする女性たちの意識や姿勢は、とてもしっかりしているようだ。

【関連記事】
今どきの女子は貯蓄好き 20代で「500万円以上」が30.5%も
日米中で最も貯蓄率が低い日本 「具体的な人生設計がない人が多い」
老後「年金だけでは不安」94.2%、安心するには 平均3,162万円の貯金、貯めるコツは家計簿か
女性のスマホショッピング、「ファッション」を「就寝前」に買う傾向
CtoCの先駆者、女の子のためのフリマアプリ「Fril(フリル)」 ユーザーと向き合い、コミュニティを安心安全に

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5