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転職希望者の3割は「現職にとどまった方がよい人」
一方、転職希望先は超有名企業が人気

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2015/07/05 16:00

 転職でキャリアアップを目指す人が多いが、行動は慎重にした方が良いのかもしれない。そして転身先は、やはり有名企業が人気だ。

 キャリアアップしながら転職するという考え方が日本でも広がりつつあるが、果たして自分自身は転職するにふさわしいのかを判断するのは難しいところ。今一度、転職したい理由を吟味する必要がありそうなことが分かるアンケート結果が公表された。また転職に際して希望する先は、やはり有名企業が名を連ねている。

 エン・ジャパンは運営する人材紹介会社集合サイト「エン転職コンサルタント」上で、2015年1月8日~2015年1月22日にかけて転職コンサルタント172名を対象に「転職すべき人・現職にとどまるべき人」についてアンケートを行った結果を6月24日に発表した。

 それによると、「転職相談をした方の何割が転職せずに今の仕事にとどまるべきだと思いますか」と聞いたところ、「3割以上」(42%)と回答した人が最も多かった。転職を検討している3人に1人は転職せずに現職にとどまるべき、と感じている転職コンサルタントが多いこと分かった。また、多くのコンサルタントのアドバイスに共通していたのが、「安易な転職をするべきではない」という点。「明確な課題があり、それを解決する最終手段なので、安易に転職という手段を選ぶべきではない」「『何のための転職か』を書き出して、冷静に考えること」といった指摘が多く見られたという。

 年収を上げたいとか、今の職場が合わないなど転職したい理由はいろいろあるだろうが、安易な転職は危険ということかもしれない。転職すべきか現職にとどまるべきかを見極めるためにやるべきことを問うと、最も多くのコンサルタントが「キャリアの棚卸しを行い、キャリアプランを見直す」(65%)ということを挙げた。転職する前にやるべきこととしては「今の職場での課題を解決するために努力をする」「キャリアの棚卸しをする」「転職エージェントに相談する」という3点が浮上した。

 では十分な棚卸しをした上で、いざ転職先を選ぶならどんな企業が人気なのだろうか。転職サイトのDODAが2015年3月20日~3月26日に実施したインターネット調査によると、1位トヨタ自動車、2位グーグル、3位ソニーとなり、5年連続1位だったグーグルをトヨタが逆転した。円安の追い風を受けて自動車メーカーが順位を上げており、本田技研工業が7位(2014年は10位)、日産自動車が34位(同81位)にランクインした。

 話題性のある商品やコンテンツをリリースした企業も人気度が上がった。iPhone 6やApple WatchをリリースしたApple Japanが3年ぶりにトップ10入りを果たしたほか、映画「アナと雪の女王」がヒットしたウォルト・ディズニー・ジャパンが114位と初ランクイン、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドも昨年から一つ順位を上げて5位に入った。こうした超有名企業は高嶺の花のようにも思えるが、DODAは「厚生労働省が発表した2015年3月の有効求人倍率は1.15倍(2014年3月は1.07倍)になり、人材の流動化がより活発になっている。景気の好転から、憧れの企業で働くチャンスが増えそうな2015年」とコメント、あながち夢ではなく現実味を帯びてきているようだ。

 かつては終身雇用が日本企業の特色だったが、バブル崩壊やリーマンショックなどで正社員といえども、その身分が安泰ではない現在、転職したい人は増えることが考えられるが、行動は慎重にした方がよいのかもしれない。 

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