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心のケアは、まずはネットや電話で
悩んだら気軽にアクセスが、今風のスタイルか

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2015/07/19 18:00

 先行きが不透明な上に、何ごとも急速に変化する社会に生きる現代人の多くは、さまざまな悩みや不安から、心は晴れずスッキリとしない。この心の“不健康”に対処するために、今年12月から改正労働安全衛生法が施行され、企業ではストレスチェックの実施が従業員50人未満は努力義務、50人以上は義務づけられることになった。

 そこで、帝国データバンクは「従業員の健康管理に対する企業の意識調査」を行い、その結果を6月11日に発表した。同調査によると、回答を寄せた全国1万664社で導入したい健康保持・増進サービスのトップは「メンタルヘルスに関する各種チェックの策定・実施(21.9%)」だった。一方で、健康保持・増進には、経費がかかる(37.7%)、効果的な方法が不明(23.9%)、時間確保が困難(23.4%)費用対効果が不明(21.6%)など、現時点でほとんどの企業が何かしらの課題や問題を抱えており、十分な対応ができるのかやや不安な様子も見られる。

 そんな中、注目されているのが、個人向けの心のケアサービスだ。いずれも現代にマッチした気軽、手軽さが特徴となっている。

 まず、“書いて”解決を目指すのが、コトリー(東京都港区)の「パートナー・プログラム」だ。専門資格を持つカウンセラーと専用ウェブサイトでメッセージのやりとりとなる同プログラムは、1週間、1カ月、そして3カ月の3つのコースがある。各期間内は無制限でメッセージを送れ、返信も原則24時間以内だ。金額は1週間で3,000円(税別)。

 また、“話す”のは「ボイスマルシェ(運営はバーニャカウダ/本店:東京都港区)」。利用料金は1コマ55分・1万2,000円(税別)で、予約した日時にカウンセラーから電話がかかって来るものだ。したがって通話料金は不要。また電話は55分で自動で切れるため超過料金もない。ただし男性の使用は不可。同サービスは女性専用となっている。

 “出かける”タイプの「小さな修行」もある。浄土宗 林海庵(東京都多摩市)が実施するこちらは、時間にして約30分。念仏、五体投地礼拝、そして静座といったプログラムで、仏教における精神鍛錬である修行の片鱗を体験するものだ。費用は500円。ただし同庵のウェブサイトには、お金のない方は相談をとの一文もある。要電話予約。

 オン、オフの隔てなく、心が曇りがちになることとの遭遇は日常茶飯事。それがどれも些細なことであっても、ちりも積もればのごとくで、気がつけば重荷になる。そうなる前にパソコンやスマートフォンで、心のケアサービスにクイックアクセスして試してみるのもよさそうだ。

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