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ユニークな冷たい「あんこ商品」続々
背景には和生菓子ファンの新規開拓

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2015/07/19 22:00

 目的は和生菓子市場の発展に欠かせない新規顧客開拓か。今夏、暑い季節にふさわしい冷たい「あんこ商品」が相次いで登場している。

 種類も豊富で、根強いファンも存在する和生菓子。全日本菓子協会(ANKA)の「平成26年 菓子統計」によると、和生菓子の生産金額は2012年が3,800億円、2013年と2014年が3,820億円と横ばい状態が続く。回復の兆しはあるものの、贈答品や法人需要の落ち込みが大きいと見られている。ただし、個人の需要は堅調であり、おみやげや自宅で楽しむために購入する人も少なくないという。

 そこで、さらなる個人の和生菓子ファンを開拓し、市場の拡大を目指す。そんな和生菓子業界の意気込みが感じられる斬新な商品が続々と登場している。

 定番商品の夏のスイーツバージョンで訴求対象は若者層のようだ。ホットランド(本社:東京都中央区)が展開するクロワッサンたい焼専門店「Croissant Taiyaki」の新業態「Croissant Taiyaki ICE(クロワッサン タイヤキ アイス)」が提供するのは、サクサクのクロワッサン生地にバニラアイスと自家製あんをサンドした「クロワッサンたい焼アイス(1匹280円・税込)」。これからの暑い季節の“食べ歩きスイーツ”として、手軽に涼を取ることができる商品だという。

 また、冷やしておいしい、形はバナナそっくりのインパクトあるフルーツ大福を提案するのは柿安 口福堂(運営は柿安本店/本社:三重県桑名市)。バナナの皮部分にできるシュガースポットはココアを使って表現するなど、細部にも徹底してこだわった同商品は、6月と7月に1商品が登場した。6月は、フレッシュバナナを大福生地とバナナあん(白あん)で包み込んだ「冷やしバナナ大福(1個150円・税込)」。そして7月は生チョコを加えた「冷やし生チョコバナナ大福(1個170円・税込)」だ。見た目がかわいらしく、味も美味しいと売上は好調だという。

 一方、業務用あんこを手がける茜丸(本社:大阪府大阪市)では、冷やして食べる生あん「爽快飲料シリーズ」を発売中だ。業務用でなく、一般人でも購入可能な同商品は、涼やかなブルーとラムネ風味が特徴の爽快ラムネあんと、爽快感たっぷりのグリーン&メロンソーダ風味のメロンソーダあんの2タイプ。見た目の清涼感も抜群の同商品を使って、オリジナルの夏スイーツを考えてみるのも一興だ。価格は、どちらも500グラムで460円(税込)。

 今夏は、あんこの入った冷たいスイーツを試してみるのもよさそうだ。

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