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酒類市場は縮小傾向も
70.7%の人が「お酒を飲むのが好き」

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2015/08/08 22:00

 国内の酒類市場は縮小傾向にあるが、多くの消費者から支持されているビール類は出荷量が増えており、需要の伸びが期待される。

 矢野経済研究所は6月19日、2014年度の酒類市場に関する調査結果を発表した。発表によると、2013年度の国内の酒類市場は、メーカー出荷金額ベースで前年度比0.2%増の3兆6,301億円で、2014年度は前年度比0.7%減の3兆6,054億円と推計された。2013年度は2014年2月〜3月にかけて消費増税前の駆け込み需要があったため市場は拡大したが、この要因を除いた実質的な成長ではマイナスだったようだ。また、2014年度については駆け込み需要の影響が6月頃まで残ったことから消費が低迷。さらに、夏場も天候不順に見舞われたことから市場は微減した。

 2014年度の市場をカテゴリー別にみると、ウイスキー、ワイン、低アルコール飲料といった成長カテゴリーは好調に推移して酒類市場を牽引したものの、ビール、新ジャンルビール、清酒、甲類焼酎、乙類焼酎の5カテゴリーが縮小。プレミアムビールやクラフトビールの人気拡大や、縮小を続けていた発泡酒市場が新商品の発売で拡大に転じるなど明るい話題があった一方、新ジャンルビールは登場以来初のマイナスとなった。

 このように酒類市場は縮小傾向にあるものの、消費者の多くはお酒を飲むのを好んでいるという調査結果もある。

 株式会社ドゥ・ハウスが7月29日に発表した「お酒に関する調査結果」(調査対象は20歳以上69歳以下の男女1,182人 調査期間は6月29日〜30日)によると、70.7%の人が「お酒を飲むのが好き」(とても好き29.2% 好き41.5%)と回答した。「どちらでもない」は15.1%、「好きではない」は6.8%、「全く好きではない」は7.4%。

 また、どんなお酒を飲むかについて複数回答で聞いたところ、「ビール類」が78.7%で最も多く、以下、「ワイン・スパークリングワイン」(47.9%)、「サワー・チューハイ類」(47.2%)と続いた。

 ビール酒造組合が7月10日に発表したビール市場動向レポートによると、平成27年の第2四半期(4月〜6月)の出荷量は国産と輸入をあわせ70万1,999キロリットルで、前年同期を5.2%上回った。また、発泡酒の税制を考える会が同日発表した発泡酒市場動向レポートによると、平成27年の第2四半期(4月〜6月)の出荷量は国産と輸入をあわせ20万8,089キロリットルで、前年同期を24.3%上回った。

 昨年は消費税増税の影響もあり、単純な比較はできないが、消費者から支持されているビール類の消費が拡大傾向にあるのは明るい話題と言えそうだ。

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