<投資評価「1」を継続>
原油価格下落を背景とするプラント類の成約後退懸念にもかかわらず、同社は昨年来、エチレンや肥料プラントなどの大口案件を受注しており、受注残は豊富だ。もっともこれら大口案件の売上計上は、主に2017年3月期以降に予定されることから、目下、短納期の案件の成約に注力している。短納期・高採算のエレクトロニクス関連システムが好調に伸びるなど、順調な事業展開が続いており、当面の事業環境に大きな懸念材料は見当たらない。機動力を生かした独自性の強い案件の成約など、安定性に加えて成長株としての魅力も高まっていると考えられる。中期的に堅調な業績が予想されることから、投資評価は引き続き「1」とし、当面のターゲットを現水準(650円前後)に対して約30%高い850円程度とする。
・・・(杉山 勝彦)
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