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「駄菓子」の海外展開、業界の全国組織も結成され活発化

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2015/09/20 14:00

 1個が10円から30円ほどの低価格ということもあり、ついでにと購入してしまうことも多い「駄菓子」。値段のわりには味もなかなかで、昔から根強い人気を誇る商品でもある。しかし国内における市場の見通しは少子化などの影響もあり決して明るくはない。そうなると、必然的に目を向けるのが海の向こう、つまり駄菓子の海外での普及だ。

 日本市場で定番となっている駄菓子の中には世界に輸出されているものも多く、おおむね好評のようだ。例えば「うまい棒(やおきん/本社:東京都墨田区)」。1本10円に加え、1本20円のプレミアムの2タイプで構成された同商品は、多彩でユニークなフレーバーが特徴の棒状の駄菓子だ。韓国や台湾ではコーンポタージュ味の人気が高いという。今年はプレミアムうまい棒の新たなフレーバーとして「わさびソースの和風ステーキ味」が仲間入りした。また、準チョコレートの一品「ブラックサンダー(1個30円・税別/有楽製菓・本社:東京都小平市)」は、台湾で大人気。国内でも、今月9月に新発売の「クリスプサンダー Wナッツカーニバル」が話題となっている。

 1959年に輸出を開始した先駆者的存在なのが丸川製菓(本社:愛知県名古屋市)。同社の「オレンジマーブルガム(1個10~12円)」は、安くておいしいガムとして、アジアを中心に海外でのファンも少なくない。なお国内での新商品は、ハロウィーンを意識してか、先ごろ発売となった食べると口のなかが緑色となる、その名も「フランKンのもとガム(30円、8粒入)」。

 一方、駄菓子を世界に広めようとする業界団体も誕生した。日経MJ紙は2日、「DAGASHIを世界用語にする会」が発足されたと報じた。同会は、駄菓子や縁日玩具を取り扱う企業を中心とした全国組織で、駄菓子を日本の文化として発信し、アピールすることを目的としている。結成に尽力したのは、食品企画、卸、駄菓子の販売を手がける大町(本社:岡山県瀬戸内市)。11月にはフランスで開かれる日本文化を紹介するイベント「SAMURAI JAPON 2015」に出展して駄菓子を紹介するほか、12月5日には、東京の上野動物園(東京恩賜上野動物園/東京都台東区)で設立総会と記念イベントが予定されている。

 「駄菓子」の世界展開がさらに加速するか。各企業、そして新団体の今後の動きに注目が集まる。

 

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