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SIMフリースマホの販売絶好調、1年で3倍に急拡大
メインユーザーは40代男性

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2015/10/03 22:00

 SIMフリーのスマートフォン(スマホ)が売れている。(株)BCNは9月17日、SIMフリースマホの販売台数を発表した。直近1年(2014年9月~2015年8月)のスマホの販売台数が前年同期比で10.5%増にとどまる一方、SIMフリースマホの販売台数は約3倍の215.6%増に急拡大。SIMロックスマホが前年割れするような月でもSIMフリースマホは好調に推移し、スマホ市場全体は4月以降2ケタ増が継続している。

 スマホのメーカーシェアは「アップル」が55.5%でダントツだが、SIMフリースマホは台湾、韓国、中国の各メーカーがトップ3を占めている。直近の販売台数シェアトップは「ASUS」(台湾)の27.5%で、2位が「LGエレクトロニクス」(韓国)の24.4%、3位が「ファーウェイ」(HUAWEI 中国)の23.5%。これら上位3社は僅差で競り合っており、月ごとのシェア争いではトップが目まぐるしく入れ替わる激戦を繰り広げている。

 ただ、SIMフリースマホにも課題はある。画面サイズ「5インチ以上」の販売台数が占める割合(8月)は、スマホ全体では41.9%なのに対して、SIMフリーでは85.6%。SIMフリースマホの方が“大画面化”が先行している。しかし、カメラの“画素数”では、「1,500万画素以上」がスマホ全体の19.0%を占めるのに対して、SIMフリースマホでは今のところそこまでの高画素数のモデルがない。“防水モデル”はスマホ全体が29.5%なのに対して、SIMフリースマホではわずか2.0%にとどまっているという。

 また、NTTレゾナント株式会社が3月に発表した調査結果(調査期間は3月13日~14日 調査対象は10代~60代以上のSIMフリースマホ購入経験者1,545名)によると、利用者は男女比ではおよそ7:3で男性が多く、最も利用者が多い層が「40代男性」となった。一方で全体の17.2%のユーザーが購入して「失敗した」と感じた経験があると回答。中でも60代以上では「端末の使い方がわからない」「困ったときに相談する先がない」といった声が中心だったという。この背景にはキャリア携帯で手厚いサポートに慣れていたことが背景にあると同社は指摘している。

 SIMフリースマホは通信料金を抑えたいと考えているユーザーにとってはうれしいツール。携帯端末の選択肢のひとつとして今後も普及していきそうだが、使い始めてから後悔しないようにしたいものだ。

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