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電子出版市場、2019年度には3,400億円に成長見通し
けん引役は若者向けの電子コミック

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2015/10/31 22:00

 スマホやタブレットの普及にあわせ拡大している電子出版市場。20~30代の3人に1人が電子書籍を利用していた。

 インプレス総合研究所が6月に発表した「電子書籍ビジネス調査報告書2015」によると、2014年度の電子出版市場は1,411億円(電子書籍市場1,266億円 電子雑誌市場145億円)と推計され、2015年度は1,890億円(電子書籍市場1,600億円 電子雑誌市場290億円)となりそうだ。市場は2015年以降も拡大を続け、2019年度には3,400億円(電子書籍市場2,890億円 電子雑誌市場510億円)に達するとみられている。

 電子書籍市場はスマートフォンやタブレットユーザーの普及に伴う電子書籍ユーザーの増加に加え、電子書籍ストアや出版社によるキャンペーンの拡大で平均購入量が増加。無料マンガ雑誌アプリや電子コミックの無料連載をきっかけにした、電子コミックの購入が増えている。一方の電子雑誌は配信雑誌数や電子書籍ストアでの取り扱いが拡大しているほか、携帯電話会社などが提供する月額課金の読み放題サービスの利用者増加が市場拡大を後押ししており、市場は順調に拡大すると予想されている。

 電子書籍の利用者は若者が中心になっていることもわかった。楽天リサーチ株式会社が10月21日に発表した自主調査レポート(調査期間は10月2日~4日 調査対象は楽天リサーチに登録している20代~60代のモニター1,000人)によると、直近1年間で電子書籍を読んだ人の割合は24.2%(「電子書籍のみを読んだ」2.4%、「紙の本と電子書籍どちらも読んだ」21.8%)だった。年代別に電子書籍を読んだ人を調べると、20代が37.0%、30代が31.0%、40代が18.5%、50代が17.5%、60代が17.0%に。また、20~30代の平均が34.0%だったのに対し、40~60代の平均が17.7%となり、40代を境にして電子書籍の利用者が大きく減少している。

 若者が電子書籍を購入するきっかけは、電子コミックであるケースが多いようだ。同様に、40代以上の層が読みたいコンテンツで読者を取り込むことができれば、電子書籍の利用者はより広がっていく可能性もありそうだ。

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