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ユニークで美しい色の「ようかん」続々、
ツバメの巣入りやイカモチーフ、発酵食など

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2015/11/22 08:00

 和菓子の定番である「ようかん」。「ねり」や「蒸し」と製法の違いはあるが、色合いは渋めで、味も伝統的なものが多かった。そんな中、最近はさまざまなアイデアを加えた美しい色のようかんが各地で注目を集めている。

 青と白の幻想的な雰囲気が漂うのが、「燕舞羹(えんぶかん)」。虎屋(本社:東京都港区)と、シンガポールの漢方薬局である余仁生(ユーヤンサン)の共同で開発された同商品は、上から卵白とココナツオイルで香りづけされた白いようかん、高級食材でおなじみのツバメの巣を入れたようかん、その下に青いようかんと三層構造で、白い雲、空を舞うツバメ、美しい東南アジアの海を表現している。味もツバメの巣の独特の食感に、なめらかな口あたり、そしてココナツオイルの甘い香りなど、視覚、味覚、嗅覚を刺激する新タイプのようかんだ。価格は972円(税込)。ただし、販売は11月30日まで、場所も都内の3店舗のみの限定商品となっている。

 九州にはイカをモチーフにしたオレンジ色のようかんがある。佐賀県唐津市の和菓子店、伊藤けえらんが今年6月から販売を開始した「呼子のいか(950円・税込)」は、地元名物の甘夏(呼子甘夏)と呼子のケンサキイカ(標準和名)がモチーフだ。白あんをようかんで包み、あんとようかんに甘夏のピューレが練り込まれている。したがって味はさわやかな酸味で、カラーは当然甘夏色。そして外観は何とイカだ。ようかんの表面が寒天でコーティングされているため、色つやもかなり本物に近い。なお佐賀県は、日本一の“羊羹のまち”の小城市など、ようかんも自慢の逸品。イカとようかん、佐賀県を代表する美味が、ひとつになった商品ともいえそうだ。

 5色の美味がヨーロッパでも注目を集めた。その名は「発酵さしすせそ羊羹 五季(いつき)」。うなぎパイで有名な春華堂(本社:静岡県浜松市)の新ブランド、五穀屋(ごこくや)が展開するビー玉を思わせる小さな球状の商品だ。ようかんの甘さと、5つの発酵食(酒、抹茶塩こうじ、りんご酢、しょう油、白みそ)の絶妙なる味の組み合わせを、5つの色とともに楽しめる。今秋、イタリア・フィレンツェで開催された和菓子イベントに出展され、同地の名門貴族メディチ家にも献上された同商品、日本から美しい絶品スイーツがやって来たと、イタリアでも大絶賛されたそうだ。価格は5個入りで1,188円(税込)。

 和食は見た目も重要な要素。和菓子であるようかんも、味とともに色合いの美しさを楽しんでみるのもよさそうだ。

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