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携帯端末出荷台数が減少傾向、
今後はSIMフリー端末の普及に期待

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2015/12/05 18:00

携帯電話端末出荷台数は昨年を上回る

 MM総研は10月29日、「2015年度上期携帯電話端末出荷と契約数の推移・予測結果」を発表した。調査結果における出荷台数は、フィーチャーフォンおよびスマートフォンの合計で、SIMフリー端末は携帯電話事業者を通じて販売される一部端末のみを含んでいる。

 発表によると、2015年度の上期(4月~9月)の国内携帯電話端末出荷台数は1,638万台で、過去最低だった昨年同期を3.8%上回った。スマートフォン出荷台数は1,262万台で同20.2%増加。総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は77.0%となり、前年同期を10.5ポイント上回った。在庫調整の影響で昨年上期に減少していたNTTドコモのスマートフォンの出荷台数が回復したほか、中価格帯のAndroidスマートフォン市場が拡大したことで、出荷台数が回復したと同社では分析している。

 一方、2015年度通期の総出荷台数は3,650万台で、前年同期より3.6%減少すると予測。スマートフォンは同0.4%増の2,760万台と予測するものの、フィーチャーフォンが同14.4%減の890万台と見込んでいる。また、2016年度が3,540万台、2017年度が3,430万台、2018年度が3,360万台と微減傾向が継続するとみている。

注目のSIMフリー端末だが、課題も

 こうした中、期待されているのがSIMフリー端末市場だ。SIMフリー端末市場はメーカー参入が相次いでいるほか、格安SIMカードとのセット販売や量販店での販売コーナー設置などで存在感が着実に上昇。今後は大手キャリアの端末減少分を、SIMフリー端末が補う形で拡大していくことが期待されていると、同社はコメントしている

 ただし、SIMフリー端末の普及には課題も多いことが、株式会社ジャストシステムが11月25日に発表した調査結果で判明した。調査対象はスマートフォンを利用している20歳~59歳の男女1,000名で、調査期間は11月13日~16日。それによると、SIMフリー端末に替えない理由を複数回答で聞いたところ、「手続きが面倒くさそう」(32.7%)、「どれくらい安くなるかわからない」(32.3%)、「調べるのが大変そう」(30.5%)などの回答が多く寄せられた。また、SIMフリー端末の利用意向を聞いたところ、49.1%が「興味はあるが悩んでいる」と回答。多くの人が興味を持っているものの、切り替えにちゅうちょしている様子も判明した。

 今後のSIMフリー端末のさらなる普及には、消費者に対して手続き面や操作方法などを一層分かりやすく説明していく必要がありそうだ。

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