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マンション平均分譲価格が過去最高に
そんな中でも新築にこだわる人は52.8%

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2016/03/05 22:00

 不動産経済研究所が2月22日に発表した「2015年の全国のマンション市場動向」によると、2015年の全国のマンションの平均分譲価格は、前年比で7.2%上昇して4,618万円となった。平均分譲価格が前年を上回るのは3年連続で、調査を開始した1973年以来過去最高を記録した。

 エリア別では、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の平均分譲価格は前年比9.1%上昇して5,518万円、近畿圏(大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山)の平均分譲価格は前年比3.9%上昇して3,788万円で、いずれも3年連続で前年を上回った。また、東京都区部では前年比で12.3%上昇したほか、神奈川県で同13.0%上昇、京都府で同12.5%上昇、奈良県で同10.0%上昇するなど、人気エリアの上昇率が高かった。

 2016年のマンション発売見込み戸数は、前年比7.6%増の約8万4,000戸と推計されている。首都圏のシェアが51.2%で引き続きほぼ半数を占めるものの、発売戸数は全国的に増加する見込みだ。

 そんな中、株式会社オウチーノは20歳から69歳の男女1,113名を対象に、「日本人の住宅意識調査」を実施した。調査期間は2月5日から9日にかけて。

 調査結果によると、マイホーム購入で「新築」または「中古」にこだわるのか聞いたところ、「新築マンション・新築一戸建てにこだわる」が26.6%、「新築の注文住宅にこだわる」が26.2%で、52.8%の人が新築にこだわっていた。「中古にこだわる」は4.5%で、「特にこだわりはない」は42.7%だった。また、2014年の調査と比較すると、新築にこだわる人が3.2ポイント上昇、中古にこだわる人が0.3ポイント上昇し、わずかではあるが新築にこだわる人が増加した。

 そこで、新築にこだわると回答した人にその理由を聞いたところ、「他人が住んだ家は抵抗があるから」「大きな買い物だから」の順で多かった。コメントには「前の住人がどう使っていたかが分からないので、新しいものにこだわりたい」「一生に一度の高価な買い物だから」などがあり、お金にかえられないものに価値を感じているようだ。

 一方、「中古にこだわる」と回答した人は、「出費を抑えたいから」「値崩れしにくいから」「すぐに住むことができるから」などを理由に挙げており、堅実にマイホームを選んでいる様子がうかがえた。

 マンション価格の高騰が続く中、今年はマイナス金利による住宅ローン金利の引き下げが行われ、消費税再増税を控えた駆け込み需要も予想される。今後の消費者の動向に注目が集まる。

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