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「離島の味」を新たに展開する動き
実店舗や通販サイト、飲食店向けなど

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2016/03/13 14:00

 大小約6900の島で構成される日本。そしてどの島にも、自然や歴史など、さまざまな要因を背景に育まれた独特の味がある。なかでも希少性があって人気も高いのが「離島の味」。しかし生産量や流通過程などが足かせとなり、なかなか世に出回らないのも離島の味たるゆえんだ。そこで登場したのが、こんな場所やサービスだ。

 昨年秋に東京・神楽坂にオープンした「離島キッチン神楽坂本店(東京都新宿区)」が注目を集めている。運営するのは、日本海に浮かぶ中ノ島(島根県隠岐郡)にある海士町(あまちょう)。同店のコンセプトは、都会に暮らす人々に町の特産物のみならず、日本全国に点在する離島ならではの味や文化を楽しんでもらおうというもの。したがってメニューには、海士町(壱岐)はもちろん、奄美大島(鹿児島県)に倉橋島(広島県)、佐渡島(新潟県)、八丈島(東京都)、奥尻島(北海道)他産の美味に美酒が並ぶ。東京で堪能したら、今度は実際に現地へと足を運んで。そんな気持ちにさせてくれそうだ。価格はあて(酒のつまみ)が420円より。また生もの、焼き物、揚げ物は各780円、450円、850円より。そしてアルコール類は500円より。

 離島の味は新鮮な海の幸だけではない。沖縄ファミリーマートとリンボウインダストリー(本社はともに沖縄県那覇市)が共同で、今年2月に立ち上げた通販ウェブサイト「離島のいいもの 沖縄セレクション」の商品は、離島カレーに肉、ジャム、お菓子など11カテゴリー。いずれも島特産の海や山里の幸に、おいしいひと手間を加えたものだ。例えば、香りと刺激で食欲増進の「シークヮーサーこしょう(840円・税込、石垣島)」や、黒毛和牛詰め合わせ「伊江牛 十万円セット(10万8,000円・税込、伊江島)」など魅力満点、食欲をそそられる品ばかり。いざ購入となったら、チョイスにはかなり悩みそうだ。

 一方、こちらは“プロ”対象。都市部の中小飲食店向け直送サービスも、今年から本格始動する。長崎県が県内離島産食材の販売促進をと昨年度約3,600万円、今年度約2,500万円の予算で展開するのが『ながさき「しまねこ」プロジェクト』。名称から想像できるようにパートナーはヤマト運輸(本社:東京都中央区)を核としたヤマトグループだ。同プロジェクトではヤマトグループが食材の配送に加え、集金やマーケティングに営業活動など、本来は生産者が担うべき業務も代行する。去る2月には都内で商談会も開催された。今後は、意外なお店で長崎県の離島の絶品に出会えるかもしれない。

 さまざまなチャネルを通じて全国の離島の味を堪能してみるのもよさそうだ。

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