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退職金に期待する役割、「公的年金の補完」が最多
シニア起業者の36.1%は起業資金に活用

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2016/04/09 14:00

 退職金や企業年金は遊興費などに使うのではなく、老後の生活に必要な資金と考えている人が多いようだ。

 株式会社IICパートナーズは、20代から50代の会社員1,000名を対象に「退職金・企業年金に関する会社員の意識調査」を1月に実施し、その結果を3月29日に発表した。

 まず、退職金・企業年金の使い道として想定しているものを複数回答で聞いたところ、82.7%の会社員が「老後の必要資金」と回答した。以下は「住宅ローンなどの返済資金」(20.7%)、「資産運用の元手」(17.6%)、「転職活動中の必要資金」(14.8%)、「老後のボーナス」(14.6%)などが僅差で続いた。

 退職金・企業年金が、老後の生活でどんな役割を果たすことを期待するのかについては、「公的年金の補完」が57.1%で最も多く、以下「万が一の備え(貯蓄)」の27.4%、「ゆとりをもたらすボーナス(遊興費)」の9.9%と続いた。

 一方、退職金を起業資金に使うシニアもいる。シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこは、50代以上のメールマガジン会員2,509名を対象にシニアの仕事に関する調査を実施し、その結果を1月7日に発表した。調査期間は2015年9月8日から17日。調査対象者2,509名のうち、38.7%が定年退職、15.2%が早期退職をしている。

 まず、調査対象者のうち定年退職および早期退職をしている1,352名を対象に現在の就業状況を聞いたところ、8.0%(108名)が「起業をして働いている」と回答。「会社勤め」は24.9%、「NPOやボランティア」は7.4%、「働いていない」は59.8%だった。起業している108名に、起業にあたって退職金を使ったか聞いたところ、36.1%(39名)が「退職金を起業に使った」と回答した。具体的な金額は「100万円以上500万円未満」が71.8%で最も多く、「100万円未満」の12.8%、「500万円以上1,000万円未満」の10.3%、「1,000万円以上」の5.1%と続いた。

 公的年金に対する不安が広がる中、退職金は老後の生活費として使ったり、万が一の備えとして蓄えておこうと考えている人が多いようだ。

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