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若い世代の新聞離れが進む中、年収1,000万円以上の92%は新聞を購読

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2016/04/30 18:00

 新聞離れは若い世代を中心に進んでいる。しかし、紙にこだわる読者も多く、高収入の人ほど新聞を読んでいる傾向にあるようだ。

 一般社団法人 日本新聞協会が発表している「新聞の発行部数と世帯数の推移」によると、2015年の新聞発行部数は前年比111万5,984部減少して4,424万6,688部だった。内訳は一般紙が4,069万1,869部で、スポーツ紙が355万4,819部。新聞の発行部数を世帯数で割った1世帯当たりの新聞発行部数は0.80部で、前年より0.03部減少した。2000年と比較すると総発行部数が946万2,143部減少、1世帯当たりの新聞発行部数が0.33部減少しており、時間の経過とともに新聞離れが進んでいる様子が分かる。

 また、インターワイヤードは4,152名のモニターを対象に新聞に関するアンケート調査を実施し、その結果を4月14日に発表した。調査期間は2月23日から3月4日にかけて。

 それによると、紙の新聞を購読している人の割合は65.6%で、紙の新聞を購読していない人の31.1%を上回った。年代別にみると、70代以上では89.2%が紙の新聞を購読していると回答したのに対し、20代では37.0%にとどまり、若い世代の新聞離れが進んでいるようだ。

 ネットの普及で広まりつつある電子版の新聞について聞くと、電子版の新聞を中心に読みたいと回答したのは7.2%にとどまった。世代別で最も割合が高かったのは30代の9.9%で、最も低かったのは70代以上の4.1%など、世代による差はそれほど大きくなかった。一方、紙の新聞を中心に読みたいと回答した人の割合は43.2%となり、世代別では60代の53.8%、70代以上の67.7%など、年代が高くなるにしたがって紙の新聞にこだわる読者が多くなっている。

 年収と新聞を読む人の割合に関する調査結果も行われた。株式会社キャリアインデックスが4月13日に発表した「CareerIndex年収・転職 実態調査」の結果によると、年収1,000万円以上の人の92%が新聞を読んでいると回答した。年収別に新聞を読んでいる人の割合を見ると、700万円以上1,000万円未満で74%、500万円以上700万円未満で54%、300万円以上500万円未満で56%、300万円未満で55%となり、年収700万年を境に回答が大きく分かれる結果となった。

 年収が高い人ほど新聞をよく読んでいる様子がうかがえる。しかしながら、その背景には年代が上がるにつれて新聞を購読している人が多く、また年代とともに年収が高くなる傾向があることも影響している可能性がありそうだ。

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