MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

乗用車、世帯保有率が減少傾向
保有台数を減らす理由は「高齢化」や「維持費」

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2016/05/28 14:00

 一般社団法人日本自動車工業会は4月8日、2015年度乗用車市場動向調査の結果を発表した。調査は単身世帯を含む全国の一般世帯を対象に、2015年8月19日から9月17日にかけて実施された。有効回答数は1,000。

 発表によると、2015年の乗用車世帯保有率は80.6%で、2013年に実施した前回調査の82.0%より減少、2015年の乗用車複数保有率は36.5%で、前回調査の39.1%より減少した。乗用車の保有率をエリア別でみると、首都圏の乗用車世帯保有率が64.6%だったのに対して地方圏が75.8%になるなど、都市規模が小さい地方圏ほど保有率が高くなる傾向は前回同様だった。また、乗用車複数保有率は首都圏が16.9%だったのに対して地方圏が36.2%になるなど、エリアによって大きな差があった。

 乗用車の保有台数の意向については75%が「台数はそのまま」と回答し、「保有を減らす・やめる」は9%、「増車する予定」は3%、「増車するか未定」は13%だった。そこで、乗用車の「保有を減らす・やめる」と回答した人にその理由を複数回答で聞くと、「高齢・病気・体力」が51%で最も多かった。以下は「車検費用が負担」の36%、「自動車税が負担」の26%、「使用頻度の減少」の25%、「任意保険が負担」の23%の順で続き、乗用車の維持費に負担を感じている人も多かった。 

 購買支援サイト「価格.com」は18日、自動車に関するアンケート調査の中で維持費に関する調査結果を発表した。調査は「価格.com」の登録ユーザー4,581名を対象に、4月21日から27日にかけて実施された。保有する乗用車の年間維持費を聞いたところ、49.0%が「30万円未満」と回答し、2012年2月の前回調査より8.8ポイント増加した。以下、「30万~40万円未満」が23.0%、「40万~50万円未満」が11.7%、「50万~60万円未満」が5.2%と続いた。

 車種別の年間平均維持費は軽自動車が21万5,000円で、前回調査より2万4,000円減少した。そのほか、コンパクトカーが24万2,000円で同5万3,000円減少、ミニバンが28万9,000円で同5万7,000円減少、SUVが31万6,000円で同7万2,000円減少、ワゴンが28万3,000円で同4万9,000円減少、セダンが31万5,000円で同4万9,000円減少、スポーツが37万1,000円で同4万6,000円減少など、全車種で減少した。維持費の減少は、ガソリン価格の値下がりによる影響との見方を示している。

 乗用車の維持費は、全体で見るとガソリン価格の下落によって多少下がっているものの、車検費用や自動車税、任意保険などの負担は、保有をやめる際の大きな要因となっているようだ。

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク


All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5