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マンション市場に変化の兆し、発売戸数が減少し
購入者検討者の先高観も低下傾向に

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2016/05/28 22:00

 不動産経済研究所が5月18日に発表した4月の首都圏(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県南部)のマンション市場動向によると、4月のマンション発売戸数は前月比26.6%減の1,978戸で、前年同月比でも13.5%減少した。

 マンション価格の推移をみると、4月の1戸当たりの平均価格は前月比2.0%増の5,751万円で、前年同月比でも8.4%増加。1平方メートル当たりの単価も前月比3.0%増の82万6,000円で、前年同月比でも9.0%増加するなど、新たなマンション販売戸数が減少する中、マンション価格がじりじりと上昇している様子が分かった。

 そんな中、スタイルアクト株式会社は4月6日から11日にかけて、マンション購入検討者の定例意識調査を実施し、その結果を4月28日に発表した。調査対象となったのは運営するサイトの登録会員のうち、直近3カ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある173名。

 それによると、金利や税制を含めた現在のマンション価格について、「高い」と感じる人が62.4%(「購入をあきらめるほど高い」16.2% 「購入をためらうほど高い」46.2%)に達し、「どちらでもない」の33.5%を大きく上回った。「高い」と感じる人の割合は1年前が59.6%、2年前が49.1%だったことから、マンション価格に割高感が高まっている様子が分かる。

 そこで、1年後のマンション価格変化について聞くと46.8%の人が「上がる」と回答し、「横ばい」の35.3%、「下がる」の17.9%を上回った。ただ、「上がる」と回答した人の割合は1年前が74.0%、2年前が76.9%だったことから、マンション価格の先高観が薄れつつある様子も分かった。

 右肩上がりで上昇が続いていたマンション価格ではあるが、発売戸数が減少し、価格上昇の見通しも弱まってきている。そろそろ市場に変化の時期が訪れているのかもしれない。

 
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