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米の消費、国内需要が減少する中、
コンビニ弁当などの中食や加工米飯は堅調

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2017/01/21 14:00

 コメの需要が縮小する中、総菜やコンビニ弁当などの中食や、無菌包装米飯などの加工米飯は堅調なようだ。

 農林水産省は米に関する価格動向や需給動向にかかるデータをまとめ、毎月定期的に公表している。1月に発表された「米に関するマンスリーレポート 平成29年1月号」によると、平成27年7月から平成28年6月の1年間の主食用米の需要実績は766万2,000トンだった。過去の需要実績をみると、平成8年7月から平成9年6月の1年間が943万8,000トンで、以降減少が続いている。このトレンドをもとに計算した需要の見通しは、平成28年7月から平成29年6月が761万6,000トン、平成29年7月から平成30年6月が753万2,000トンと推計されている。

 主食用米消費の内訳をみると、平成27年度の平均で「家庭用」が69.0%、総菜やコンビニ弁当などの「中食」が18.1%、「外食」が12.9%だった。中食と外食用の需要は主食用米の約3割を占め、今後も堅調な需要が期待されている。

 一方、矢野経済研究所はコメビジネス関連企業や米飯メーカーを対象にコメビジネスと日本国内の米飯市場について調査を実施し、その結果を1月5日に発表した。調査期間は2016年4月から10月にかけて。

 コンビニ弁当やおにぎり、持ち帰り弁当、給食弁当などは日配米飯、冷凍米飯やレトルト米飯、無菌包装米飯などは加工米飯に分類される。これら日配米飯と加工米飯を合算した国内の米飯市場規模(小売金額ベース)は、2014年度が前年度比2.2%増の2兆3,295億円、2015年度が前年度比1.8%の2兆3,708億円だった。

 弁当やおにぎりなどの日配米飯は、東日本大震災をきっかけに高齢者などのコンビニ利用が増えたことなどから消費が増加。加工米飯も無菌包装米飯などが震災時に非常食として注目されたことに加え、小容量サイズの商品や、機能性や栄養価などを高めた商品も登場し、常食での利用が広がっている。それにより、国内の米飯市場規模は増加を続け、2016年度の市場規模は前年度比2.1%増の2兆4,203億円に拡大すると見込まれている。

 食生活の欧米化などに伴い、米の需要は減少しているが、コンビニ弁当などの中食や無菌包装米飯などの加工米飯は堅調で、主食用米の中で存在感を高めているようだ。

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