MONEYzine(マネージン)

一覧から探す

投資信託に資金流入、純資産総額が過去最高を更新
一方、元本割れや高齢者への勧誘でトラブルも

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2017/10/14 18:00

 日経平均株価が上昇する中、株式投信を中心に資金が流入している。その一方で元本割れで損失が膨らみ、トラブルになるケースもあるようだ。

 一般社団法人投資信託協会が9月13日に発表した「2017年8月の投資信託概況」によると、8月の総合計は公募投資信託の設定額が6兆6,844億円、解約額が5兆5,073億円、償還額が355億円で、差引き1兆1,416億円の資金純増となった。8月末の純資産総額は、前月末比5,941億円増の102兆6,319億円で過去最高を更新した。日銀による上場投資信託(ETF)購入の影響等を受け、純資産が増加したとみられている。

 8月は株式に投資する「株式投資信託」は設定額が3兆4,021億円(対前月比4,520億円増加)、解約額が1兆8,843億円(同2,132億円減少)で、差引き1兆4,823億円の資金純増となった。純資産総額は前月末に比べて9,349億円増加し、月末には89兆5,367億円となり、過去最高を更新した。

 一方、公社債に投資する「公社債投資信託」は設定額が3兆2,823億円(同3,225億円減少)、解約額が3兆6,230億円(同864億円増加)で、差引き3,407億円の資金純減となった。日経平均株価が上昇傾向になる中、株式に投資する投資信託を中心に資金が流入しているようだ。

 こうした中、投資信託に関連するトラブルも報告されている。独立行政法人国民生活センターが、7月28日にホームページで更新した「各種相談の件数や傾向」によると、6月30日現在で消費生活相談データベース(PIO-NET)に寄せられた相談のうち、163件が投資信託によるものだった。前年同期は196件だった。

 最近の相談事例には、「銀行預金より利回りがいいと公社債投資信託を勧められて契約したが、多額の損失が出ている」「強く勧められて不要な投資信託を3つも契約したら、1カ月後に3つとも大きな損失が出たと言われた」など、リスクの説明が不十分と思われるケースが見られた。また、「1人暮らしの高齢の父が銀行で投資信託を断り切れずに購入してしまうため、なんとか勧誘を止めてもらうことはできないか」「母が入院したため、本人の同意を得てファンドの解約の申し入れをしたが、その都度、母を説得して解約を取りやめさせてしまうので何とかしてほしい」など、勧誘方法に問題があると思われるものもあった。

 投資信託は銀行の預金などよりも高い利回りが期待できる一方で、元本割れのリスクがある。投資を行う前には投資信託の特性を正しく理解し、リスクを認識したうえで購入するようにしたい。

【関連記事】
老後の資金、「年金が不安」85.5% 資産形成の投資対象は「株式」「投資信託」が人気
REITの投資口数が5,000万口の大台を突破 一方、個人は投資信託を通してREITへ投資
NISAの総投資額、年内に5.3兆円まで拡大へ 1級FPの推奨は「投資信託」がトップで78.5%
高齢者の投資信託トラブル増加 契約金額の平均は1,000万円超え
J-REIT、リーマンショック前の水準まで急回復 長い停滞から再び活気づく不動産投資信託

【FXランキング】 FXランキング 最新FXランキング スワップFXランキング 手数料FXランキング 口座数FXランキング 会社
【FXを徹底比較】 FX比較 取引コストFX比較 手数料FX比較 通貨ペアFX比較 発注機能FX比較 サービスFX比較 安全

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

株式

もっと見る

FX

もっと見る

経済・社会

もっと見る

マンガ

もっと見る

国際ニュース

もっと見る


All contents copyright © 2007-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5