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FX、預り証拠金残高と口座数が増加も
ロスカット等未収金が昨年10月に246件発生

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2018/01/27 22:00

 FXは新たな投資家を獲得し、預り証拠金残高と口座数を増加させる一方、ロスカット等による未収金も発生している。

 矢野経済研究所は商品先物会社やFX(外国為替証拠金取引)専業会社、証券会社、ネット銀行などを対象に「FXの動向調査(2017年)」を実施し、その結果を1月16日に発表した。調査期間は2017年10月から12月。

 2017年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は、前年同期比4.8%増の1兆3,178億9,900万円だった。日本銀行によるマイナス金利の影響で顧客資産が減少する中、2016年6月の英国の国民投票によるEU離脱決定を受けて為替相場が大きく変動し、預り証拠金残高も減少した。しかし、年度後半は円安基調が投資を促し、市場規模は前年同期比で増加に転じた。2017年3月期の口座数は、同8.8%増の626万1,000口座だった。積極的なセミナー展開や新興国通貨の追加などで顧客の開拓を進め、伸びが鈍化したものの増加した。2017年3月期の年間取引高は、同3.4%減の4,835兆7,124億円(百万通貨は1億円として換算)だった。為替相場の変動は大きかったものの、先行き不透明感が強く投資家の様子見が続いたことが影響した。

 2018年3月期については、市場規模(預り証拠金残高)は前年同期比3.8%増の1兆3,674億円、口座数は同6.5%増の667万1,000口座、年間取引高は同11.2%減の4,293兆円と予想している。商品の多様化やスマートフォン向けの取引ツールの充実などで新たな投資家の開拓が進むものも、為替相場変動要因となる事象の発生動向などから取引高は減少すると予想している。

 一方、金融先物取引業協会が公表している「ロスカット等未収金発生状況」をみると、2017年には284件のロスカット等の未収金が発生した。最も多かったのは10月の246件(個人241件 法人5件)で、3,435万6,000円の未収金が発生した。10月はトルコと米国の外交関係悪化が嫌気され、トルコリラが急落しており、その影響を受けた可能性もありそうだ。2017年の未収金は1月に10件、4月に16件、5月に5件、12月に7件のロスカット等未収金が発生しており、そのほかの月は0件だった。

 FXは少額でも始められる魅力的な投資ではあるが、急激な為替変動で思わぬ損失が発生するリスクがある。為替の変動リスクには細心の注意を払う必要がありそうだ。

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