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フリーランス、副業含めた経済規模は20兆円超え
1人当たり平均年収も前年比で12%増

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2018/04/14 14:00

 働き方改革が進む中、フリーランスを副業として選ぶ人も増えており、経済規模だけでなく平均年収も増加傾向にあるようだ。

 ランサーズ株式会社は2月13日から15日にかけて「フリーランス実態調査」を実施し、その結果を4月4日に発表した。調査対象は過去12カ月に仕事の対価として報酬を得た全国の20代から60代の男女3,096名。

 副業・兼業を含む業務委託で仕事をする広義のフリーランス人口は1,119万人で、前年比ではほぼ横ばいだが、2015年の913万人から増加傾向をたどっている。また、広義のフリーランスの推計経済規模は、前年の18兆5,000億円を上回る20兆1,000億円に達し、1人当たりの平均年収も前年比12%増の186万円に増加した。

 広義のフリーランスをタイプ別に見ると、人口の割合が最も高いのは常時雇用されているものの副業として仕事をする「副業系すきまワーカー」の41%で、平均年収は74万円だった。そのほかでは、個人事業主・法人経営者として個人経営している「自営業系オーナー」が29%で平均年収は356万円、雇用形態に関係なく2社以上の企業と契約ベースで仕事をする「複業系パラレルワーカー」が26%で平均年収は154万円、特定の勤務先はないが独立したプロフェッショナルとして仕事をする「自由業系フリーワーカー」が5%で平均年収は157万円だった。

 前年との比較では、複業系パラレルワーカーの人口が5%増と急増したほか、平均年収では自由業系フリーワーカーが28%増、副業系すきまワーカーが23%増と高い伸び率となった。

 一方、エン・ジャパン株式会社は運営する派遣仕事サイト利用者で、現在就業中の1,082名を対象に「ワークライフバランス」についてアンケート調査を実施し、その結果を1月19日に発表した。

 フリーランスの人にワークライフバランスの満足度を聞くと、「良い」が14%、「悪い」が32%、「どちらでもない」が54%だった。「良い」と回答した人の割合を働き方別に見ると、契約社員が24%、派遣社員が22%、アルバイトが18%、正社員が11%で、フリーランスは全体的に低かった。

現在のワークライフバランスはいかがですか?
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 ワークライフバランスが「悪い」と回答した人に改善策を聞くと、「生活環境にあった仕事に就く」(フリーランスでは44%)が全ての働き方で多数を占める中、フリーランスでは「短時間でも成果の出るような仕事の仕方に変える」が22%で、他の働き方よりもポイントが高かった。そのほかでは、「やりがいの持てる仕事に就く」・「仕事量を減らす」(11%)、「仕事に取り組む意識を変える」(6%)などとなった。

 私たちの働き方が大きく変わろうとする中、フリーランスを選ぶ人も増えている。その一方で、ワークライフバランスの面では、さまざまな課題もあるようだ。

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