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大学進学率52.6%で過去最高も、私立大学法人の37.2%が「赤字」経営

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2018/05/19 22:00

 大学進学率の上昇で在学者数が増加しているものの、今後は18歳人口の減少が予想されており、大学経営は厳しくなる可能性がありそうだ。

 文部科学省が昨年12月に公表した「平成29年度学校基本調査(確定値)」によると、平成29年5月1日時点の大学の在学者数(学部・大学院・専攻科・別科の学生含む)は289万880人で、前年度より1万7,256人増加した。一方、短期大学学生数は12万3,949人で同4,511人減少した。短期大学学生数は平成5年に過去最高を記録したものの翌年から減少を続け、平成29年は平成に入ってから過去最低を更新した。

 高校卒業後の過年度卒業者を含めた進学状況をみると、平成29年の大学(学部)進学率は52.6%で前年度より0.6ポイント上昇、短大を含めた大学・短期大学進学率は57.3%で前年度より0.5ポイント上昇し、それぞれ過去最高となった。

 一方、帝国データバンクは、私立大学を運営する498法人の経営実態調査を実施し、その結果を4月26日に発表した。調査は私立大学を運営する全国の大学法人(短期大学法人を除く)のうち、同社の企業データベースに収録されている498法人を対象に、2014年度から2016年度決算の年収入高、損益、地域別の動向などについて分析した。

 2016年度の年収入高を規模別に見ると、「10億~50億円未満」が48.4%で最も多く、以下、「50億~100億円未満」(21.9%)、「100億~500億円未満」(17.3%)が続き、100億円未満が全体の76.5%を占めた。

 2016年度の年収入高の増減をみると、増減が判明した469法人のうち2015年度比で「増収」となったのは55.4%で、「減収」となったのは44.6%だった。また、2016年度の損益が判明した438法人の内訳をみると、「黒字」が62.8%で「赤字」が37.2%となり、黒字法人数が赤字法人数を上回った。

 文部科学省によると、1992年に205万人のピークを迎えた18歳人口は減少を続け、2009年以降は120万人前後で横ばいで推移した。しかし、2018年からは再び減少し、2031年には100万人を割り込むと予想されている。

 大学進学率の上昇で在学者数は増加しているものの、今後は学生数の減少で厳しい経営環境に追い込まれる私立大学が増える可能性がありそうだ。

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