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インバウンドで好調の「花王」と「資生堂」、経営トップの年棒は資生堂に軍配

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 化粧品メーカーはインバウンド需要の追い風を受けているとされる。28期連続増配を続ける「花王」、化粧品事業では国内トップの「資生堂」の儲けの構造を比較した。

28期連続増配の花王

 百貨店の化粧品売場やドラッグストアなどでは「メイド・イン・ジャパン」の化粧品を求める外国人客で賑わっている。インバウンド需要だけでなく、帰国後にも自国店舗で購入したり、越境Eコマースの利用も増えているという。

 花王(4452)で驚くべきは、28期連続増配を続けていること。平成という時代のほとんどを増配で走り続けてきたわけだ。17年の支払配当金は502億円。支払法人税よりわずかに低い水準である。

 同社の場合、スキンケアの「ビオレ」のほかに、洗剤「アタック」や紙おむつ「メリーズ」も売上規模1000億円超の大型商品に育成してきたように、化粧品・トイレタリーメーカーである。その分だけ、各種の経営指標が資生堂よりひと回りサイズが大きいといえるだろう。

 企業活動を最も大切なキャッシュの流れで見ると、「営業活動キャッシュフロー(CF)」「投資活動CF」「財務活動CF」のたった3つに分類できる。

 本業による稼ぎを示す営業CFは、キャッシュイン(黒字)が大前提だ。将来の成長に備えて投資をすれば、必然的に投資CFはキャッシュアウト(赤字)になる。新たな資金調達よりも借入金返済・支払配当金が上回ればやはり、財務CFもキャッシュアウトである。

 花王は15年、16年、17年の3期累計で新たに5518億円のキャッシュを創出し、そこから投資CFとして2589億円、財務CFとして1690億円ほど出金したと見ればいい。

 17年12月期の売上高はおよそ1兆5000億円、売上高営業利益率は13.7%、純利益は1470億円である。有利子負債は利子をつけて返済しなければならない借入金などだ。利益剰余金は創業時からの利益の蓄積、いわゆる内部留保であり、その額6348億円は資生堂の2.3倍規模である。

 花王は06年に4270億円を投じてカネボウ化粧品を買収したことで化粧品事業を本格的に展開してきたが、必ずしも順調な推移ではなかった。そのため、5月に化粧品の新たなブランド戦略を発表。カネボウ化粧品が欧州・中東の40か国以上で販売している高価格帯ブランドの「SENSAI」を国内や中国市場に投入する一方で、国内が中心の「キュレル」や「KATE」などをグローバルブランドに育成していく方針だ。

 30年までの売上高2.5兆円(海外1兆円)、営業利益率17%が、グループ全体の目標である。


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