「攻めのIT経営銘柄」は、東京証券取引所の上場会社の中から、中長期的な企業価値の向上や競争力の強化といった視点から経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なIT利活用に取り組んでいる企業を、業種区分ごとに選定して紹介するもの。
第4回となる2018年は32社が「攻めのIT経営銘柄」として選出された。今回はIoT・ビッグデータ・AI・ロボットなどの最新のテクノロジーを活用し、新たなビジネスモデルや価値を創出する取組を重点的に評価。さらに将来性・発展性の観点から「レガシーシステム」の刷新についても高く評価している。

銀行業からは、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、証券、商品先物取引業からは大和証券グループ本社、保険業からは東京海上ホールディングスが入った。また、不動産業からは、大京、レオパレス21が選定されている。
また、あわせて発表された「IT経営注目企業 2018」22社には、ふくおかフィナンシャルグループ、カブドットコム証券、MS&ADインシュアランスグループホールディングスが入った。
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