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「民泊」使いたいけど不安も、分譲マンション住民の4割が「どんな規制があっても賛成できない」

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2018/06/09 22:00

 家族旅行で民泊を利用した人の約9割が今後も利用したいと回答する一方、近隣での民泊運営には強い抵抗感を持つ人も多いようだ。

 株式会社インテージリサーチは20歳以上79歳までの男女1万名を対象に「民泊に関する意識調査」を実施し、その結果を5月14日に発表した。調査期間は3月23日から26日にかけて。

 自宅周辺に民泊を行う施設があった場合の賛否を聞くと、ホストが在宅するタイプの民泊では「賛成」(賛成する・まあ賛成するの合計 以下同じ)が17.3%で、「反対」(あまり賛成しない・賛成しないの合計 以下同じ)が43.1%だった。また、ホストが在宅しないタイプの民泊では「賛成」が9.2%で、「反対」が55.7%だった。年代別に見ると、どちらのタイプも男女ともに年齢が高くなるにつれて「反対」が多くなる傾向にあり、ホスト不在型では60歳代以上の60%以上が「反対」と回答した。

 そこで、近隣の民泊運営に賛成するために必要なルールを複数回答で聞くと、「トラブルを起こした民泊施設の営業禁止」が51.9%で最も高く、以下は「家主・管理人が対面により宿泊者の本人確認を実施」(37.0%)、「周辺住民への民泊営業の周知」(32.9%)、「ホスト不在型の民泊施設の禁止」(32.7%)が続いた。また、「どんな規制があっても賛成できない」が33.8%と高く、特に分譲マンションに住む人では42.9%に達するなど、近隣での民泊運営に強い抵抗感を持つ人も多かった。

 一方、アクトインディ株式会社は、子どもを持つ全国の保護者を対象に「民泊利用実態に関するアンケート調査」を実施し、その結果を5月24日に発表した。調査期間は3月5日から4月2日で、有効回答者数は360名。

 家族旅行における民泊の利用状況を聞くと19%が「ある」と回答し、今後の利用意向では民泊利用経験者の91%が「今後も利用したい」と回答。民泊利用経験者に利用した場所を複数選択で聞くと、「国内」が94%で「海外」が12%だった。民泊の際に利用したサイトでは「Airbnb」がトップとなり、「Booking.com」「HomeAway」が続いた。

 民泊利用経験者に民泊を選んだ理由を複数回答で聞くと、「価格が安いから」が79%で最も多く、以下は「大人数で宿泊できるから」(26%)、「ホスト(家主)や他の宿泊者とコミュニケーションをしたいから」(15%)、「体験したいアクティビティがあるから」(14%)が続いた。

 民泊の利用経験がないと回答した人に利用しない理由を複数回答で聞くと、「民泊施設の情報自体が身近にないから」が36.5%で最も多く、以下は「安全面に不安があるから」(36.1%)、「衛生面に不安があるから」(31.9%)、「民泊を利用するという概念がない」(31.6%)が続いた。

 民泊は価格の安さなどの魅力もあり、家族旅行で利用した人の満足度はとても高い。しかし、近隣での民泊運営については、強い抵抗感を持つ人も多いようだ。

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