デジタルアセット関連ベンチャー企業などへの投資を行うSBIクリプトインベストメントは、AIを活用したバイサイドのトレーディングシステムを提供する米国のPotamus Holdingsへ出資した。SBIグループによるPotamus社への出資比率は約15%になる。
Potamus社の子会社であるPotamus Tradingは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、ナスダック取引所(NASDAQ)、バッツ・グローバルマーケッツ(BATS)の3取引所内に拠点を構え、SEC(米国証券取引委員会)からブローカー・ディーラーとして認可を受けて、ローレイテンシーなトレーディングアルゴリズムをバイサイドへ提供している。同社は今後、マーケットメーカー取引用の技術を用いて、株式に止まらない商品を対象とした事業も推進する方針だ。
一方、SBIグループではデジタルアセットを基盤とする生態系の構築に向けて、デジタルアセット関連ベンチャー企業への出資・提携を拡大しており、SBIグループ内の既存のデジタルアセット関連各社とのシナジーを図る。
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