日本では近い将来、膨大な量の資産が次世代に移転する「大相続時代」が控えている。しかし相続や資産継承に関する必要な情報やリテラシーを持つ人や専門家は多いとは言えない状態だ。住生活全般に関わる事業者を支援するハイアス・アンド・カンパニーは、金融・経済メディア「ZUU online」を運営するZUUと連携して、メディア・プラットフォーム「相続online(仮称)」を立ち上げる。サイトは8月初旬に開設し、1年後には月間5万PV獲得を目指す。
ハイアスが運営する「不動産相続の相談窓口」ネットワークは、全国約170社の住宅・不動産会社で構成され、全国各地で相続相談に応じている。家計資産の多くを占め、評価方法や活用方法において専門的な知識を必要とする「不動産資産」をいかに扱うかは重要なポイントとなる。
ハイアスはサイトを通じて、相続についての幅広い知識を得る場をつくり、各地で開催される勉強会や個別の相談会とあわせて検討の機会を提供することで行動を促し、相続問題の解決を目指す。
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